...見る見る鋭い舌に富んだ古代のジヤアナリストになつて行つた...
芥川龍之介 「西方の人」
...頭脳(あたま)は鋭敏に働いた...
徳田秋声 「挿話」
...彼等の深い直観力と鋭い智力との平衡調和は...
豊島与志雄 「文学以前」
...内山という若い方の武士が鋭く七兵衛を呼び留めました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「SSのような精鋭な武器を...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...アルギュスと新鋭艦が三艘もある...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...鋭敏な鼻で、数十露里も離れたところに定期市が立って、いろんな集まりや舞踏会のあることを嗅ぎつけると瞬く暇に彼はもう其処(そこ)へ駈けつけて、骨牌(カルタ)台の前で早くも議論をおっ始めたり、大騒動を演じたりしているのだった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...もと/\あまり鋭くない頭だから...
平山千代子 「転校」
...大てい幸福(しあわせ)に終らぬものじゃ」「何を兄さん縁起のわるい」「幸福(しあわせ)なればそれでよし」兄人は急に鋭い眼付をして...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...外界から洩れ入る薄明りの中に鋭く青白い鏡の反射が一条流れた時小虫さえ憚かる囁きが繰返された...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...見るものの一つ一つに釘(くぎ)を打ちこむように鋭い...
三好十郎 「胎内」
...唯彼の相貌が著るしく鋭利に神経的になつた事に特に気がついた...
村山槐多 「殺人行者」
...次は先代雷門助六の「シャモ」、鼻から口許(もと)のとんがった工合、目つきも鋭い...
山本笑月 「明治世相百話」
...その間に逸(はや)る敵の鋭気をなだめ...
吉川英治 「三国志」
...新手(あらて)の精鋭(せいえい)のために...
吉川英治 「神州天馬侠」
...かなり鋭い審美眼を備えている...
吉川英治 「新書太閤記」
...良人の言葉をまだ疑うように、青白い顔して、やや鋭く、『な……なぜでございますか』と、詰め寄った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...そうしてその表現がまた刹那(せつな)のひらめきの鋭い利用や...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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