...越えて八月、宗盛、革命軍の軍鋒、竹を破るが如きを聞き、倉皇として北陸道追討の宣旨を請ひ、中宮亮平通盛、但馬守平経正等を主将とせる征北軍を組織し、彼が奔流の如き南下を妨げしめたり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...怖れ慄ひて他を待つや?先鋒中に身を措けば汝ら宜しく身を起し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ヂオメーデース只一人殘り先鋒の中に入り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...直ちに神は先鋒の中に飛び出し叫び曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...機鋒辛辣(しんらつ)にして行持(ぎょうじ)綿密...
中里介山 「大菩薩峠」
...その論鋒をおさえて...
中里介山 「大菩薩峠」
...ところが鋒鋩のある石は...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...読者に電光の機鋒(きほう)をちらっと見せるところかと思います...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...今までの彼女は彼を通して常に鋒先(ほこさき)をお延に向けていた...
夏目漱石 「明暗」
...外国と鋒(ほこさき)を争いて毫(ごう)も譲ることなく...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...攻め寄せて来る煩悩ならば鋒を構へよと胴震ひして...
牧野信一 「ペルリ行」
...片手の剣(つるぎ)を振り廻して飛び来る鋒を斬(き)り払(はら)った...
横光利一 「日輪」
...なお謙信の機鋒だけを見て...
吉川英治 「上杉謙信」
...曹軍の鋭鋒を一転北方へかえすことができれば...
吉川英治 「三国志」
...こうして、先鋒六隊は、白旗を目じるしとして、早くも打ち立った...
吉川英治 「三国志」
...諸政革新の急鋒にまかせて...
吉川英治 「私本太平記」
...それも今朝ほどのことです」「えッ……?」「まだ御存じなかったので」「先鋒ではないのか」「おそらく先鋒の方がおくれたでしょう...
吉川英治 「新書太閤記」
...先鋒隊(せんぽうたい)は続々と北国攻めの途(と)についた...
吉川英治 「新書太閤記」
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