...連勝の余威に乗じたる義仲の軍鋒を破れり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...其(その)英才はいよいよ鋒鋩(ほうぼう)を現したが...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...オーステリツ(六)の朝風に同盟軍の旗高し至尊の指揮に奮立つ二十餘萬の墺魯軍君の鋒先向ふとき散りぬ嵐に葉のごとく...
土井晩翠 「天地有情」
...今日見られるようにいちじるしいファッショ化の先鋒となることを敢えてすることが出来る(一連の学生運動・其の他)...
戸坂潤 「技術の哲学」
...横浜の毛唐(けとう)を打ち攘(はら)う先鋒(せんぽう)とやら」「清川は食えぬ奴...
中里介山 「大菩薩峠」
...雙方に立分れて鋒を爭ひしが...
福沢諭吉 「帝室論」
...年譜に拠ると『春風情話(ランマムープの新婦)』『該撒奇談』『リエンジー』『春窓綺話(レデー・オブ・ザ・レーキ)』『自由太刀余波鋭鋒』などすでに上梓しているし...
正岡容 「我が圓朝研究」
...力無い・だれた・いささか執拗に類する・抗弁をもってむやみに敵の鋭鋒を追いかけるような愚はしないで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...其(その)刹那(せつな)人人は鋒尖(きつさき)が必定(ひつぢやう)マス君の腹部を突通(つきとほ)したと信じた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...先鋒も銃後もない...
吉川英治 「上杉謙信」
...こんがら!」「早く滝壺から上っておいでなせえ」「鋒(ほこ)ヶ峰(みね)の山肩に...
吉川英治 「剣難女難」
...曹操の先鋒は、泣く子も黙る張遼(ちょうりょう)と見えた...
吉川英治 「三国志」
...佐久間盛政(さくまもりまさ)を先鋒(せんぽう)に...
吉川英治 「神州天馬侠」
...義元の先鋒(せんぽう)として働いていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...恐れやがって」先鋒は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...まん中の先鋒隊が秦明(しんめい)である...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「アアそう……」とかろく舌鋒をおさめて...
吉川英治 「平の将門」
...兵庫は不審に思って、彼の鋭鋒を、そのなすがままに避けて、しばらく眺めていると、やがて、「――どうだッ!」伊織は、その刀を揮(ふる)って、ひょろ長い一本の灌木をズバリと斬り、木の半身がばさっと草むらへ仆れると、自分も共に、へなへなと坐って、「どうだ! 狐」と、肩で息をついているのであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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