...篠懸(すずかけ)の樹のは三叉(みつまた)の鋒(ほこ)の形だ...
レミ・ドゥ・グルモン Remy de Gourmont 上田敏訳 「落葉」
...さらに鋒先(ほこさき)を取り直して彼の敵手たる目的論的学説に反抗している...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...怖れ慄ひて他を待つや?先鋒中に身を措けば汝ら宜しく身を起し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...先鋒中をかけめぐり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...更に地を震るポセードーン三叉(さんさ)の鋒を手にとりて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...先鋒の中に驅入り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...オーステリツ(六)の朝風に同盟軍の旗高し至尊の指揮に奮立つ二十餘萬の墺魯軍君の鋒先向ふとき散りぬ嵐に葉のごとく...
土井晩翠 「天地有情」
...その論鋒はいよいよ衰えないで...
中里介山 「大菩薩峠」
...妹の鋭鋒が自分にむいて来たので...
火野葦平 「花と龍」
...たがいの先鋒に依って合戦のひぶたは切られた...
山本周五郎 「死處」
...庄屋の息子から小作の若者まで総なめにしてしまった鋭鋒は当るべからずである...
吉川英治 「剣難女難」
...その先鋒から中軍もみな河を渡り...
吉川英治 「三国志」
...先鋒の印は、かく申す私にこそ、曲げてお授け賜わるように」誰かと、諸人目をそばだてて声の主(ぬし)を見ると、関羽の次男関興(かんこう)であった...
吉川英治 「三国志」
...今日丞相が南蛮へご進発あるという噂を聞いて、昼夜わかちなくこれまで馳せつけて来たわけです」「では、先鋒に加わって、お父上の名に恥じぬ功を立てられい...
吉川英治 「三国志」
...彼を前部大先鋒に任じ...
吉川英治 「三国志」
...武田伊豆守の先鋒はすすんで田(た)の畔(くろ)から平野の湿地帯にまですきまもない兵を充(あ)て...
吉川英治 「私本太平記」
...佐久間盛政(さくまもりまさ)を先鋒(せんぽう)に...
吉川英治 「神州天馬侠」
...池田の先鋒に従って...
吉川英治 「新書太閤記」
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