...宜しく大劫(だいこふ)の銷除(せうぢよ)する有るべし...
芥川龍之介 「鴉片」
...この劫有りて以て人口過剰の数を銷除(せうぢよ)すれば...
芥川龍之介 「鴉片」
...酒を追加する……小豆は意気を銷沈(しょうちん)せしめる...
泉鏡花 「薄紅梅」
...長へに忠義の魂を銷す...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...ただおのずから意気銷沈(しょうちん)して...
太宰治 「人間失格」
...意気銷沈(しょうちん)の態(てい)である...
太宰治 「ろまん燈籠」
...激昂(げっこう)の時期と銷沈(しょうちん)の時期とが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その激烈さも常に一種の静かな陰鬱(いんうつ)な銷沈(しょうちん)に終わった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...病来意気銷沈筆を秉るに堪へざれば辞したり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...青春の希望元気と共に銷磨し尽した時この憂悶を慰撫するもの音楽と美姫との外はない...
永井荷風 「帝国劇場のオペラ」
...先生は「今日は君いやに意気銷沈(いきしょうちん)しているね」と云ったぎり話頭を転じて...
夏目漱石 「行人」
...心身共に銷磨(しょうま)して...
西田幾多郎 「或教授の退職の辞」
...婉曲(えんきょく)巧妙(こうみょう)なる言葉の下(もと)に骨(ほね)を銷(しょう)することもできる...
新渡戸稲造 「自警録」
...武士気質(かたぎ)を半分ほどは銷磨(しょうま)してしまったらしい月代(さかやき)を撫(な)で上げるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この善良な紳士がこれほどすっかり意気銷沈(しょうちん)しているのを見たことがなかった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...杯ヲ挙ゲテ愁ヲ銷サントスレバ愁更ニ愁フともいふべき焦燥にさへ駆られながら...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...詩歌俳諧(はいかい)を銷遣(しょうけん)の具とし...
森鴎外 「渋江抽斎」
...気宇凜然(りんぜん)として山河を凌銷(りょうしょう)し...
夢野久作 「狂人は笑う」
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