...意気甚(はなは)だ銷沈(しょうちん)していた...
海野十三 「軍用鼠」
...長へに忠義の魂を銷す...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...かくて太陽の第一の秘蔵つ子は、思ひがけなくも反抗児として、自分を愛撫してくれた灼熱の真夏を冷却し、また銷却する...
薄田泣菫 「独楽園」
...銷磨(しょうま)しきれぬ覇気と不満とで煮え返っていたであろう...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...爺さんの元気もきっと銷沈してしまった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...馴れた自分の家にゆっくり落着いて心とからだの安静を保つのが自分にはいちばん涼しい銷夏(しょうか)法である...
寺田寅彦 「夏」
...意気銷沈していたとき...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...彼は深い憂鬱と銷沈とに陥っていた...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...この心気の銷沈は...
豊島与志雄 「復讐」
...其の中の一詩を録すれば、隔水双峰雪未銷...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...どうしても豊公の威と徳とを銷(け)したがる政策に出でたのは是非もありません――そこで...
中里介山 「大菩薩峠」
...それで佐治君が此の夏を如何に銷したであらうかといふ疑問が起つたので自分は聞いて見た...
長塚節 「教師」
...頑なの心は、理解に欠けて、なすべきをしらず、ただ利に走り、意気銷沈して、怒りやすく、人に嫌はれて、自らも悲しい...
中原中也 「山羊の歌」
...当分のうちは意気銷沈(しょうちん)していた...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...これで南画とも縁切りになりそうなくらい銷沈していたので...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...先生は「今日は君いやに意気銷沈(いきしょうちん)しているね」と云ったぎり話頭を転じて...
夏目漱石 「行人」
...着物をとられたので寒くていかん」と大(おおい)に銷沈(しょうちん)の体(てい)である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...杯ヲ擧ゲテ愁ヲ銷サントスレバ愁更ニ愁フともいふべき焦燥にさへ驅られながら...
牧野信一 「文學的自叙傳」
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