...それはすつかり銷沈し切つた彼の心をくわつとさせる程...
新井紀一 「怒れる高村軍曹」
...これは如何(いか)に意気銷沈しまいと思っても銷沈しないわけにはゆかないのであった...
海野十三 「軍用鼠」
...どことなく元氣も銷沈してゐるのを氣にして...
高濱虚子 「續俳諧師」
...兵気銷(き)えて日月光をなすの希望をば前途に生ぜしめ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...激昂(げっこう)の時期と銷沈(しょうちん)の時期とが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...昏迷銷沈の中にもぐっていたいのである...
豊島与志雄 「春盲」
...銷融和合し去らば...
内藤湖南 「學變臆説」
...『之を銷す』と云ふことを誤つて『之を錯る』と云つて居る...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...酒を飲んで愁(うれい)を銷(け)さんとすれば愁更に愁う...
中里介山 「大菩薩峠」
...それで佐治君が此の夏を如何に銷したであらうかといふ疑問が起つたので自分は聞いて見た...
長塚節 「教師」
...意気はしたがって銷沈し...
蜷川新 「天皇」
...ちよつとしたことにもすつかり意気銷沈して滅入り込んでしまふ...
北条民雄 「人間再建」
...徒らに精神を銷磨(しょうま)して...
森鴎外 「魚玄機」
...いかにしてか此恨を銷(せう)せむ...
森鴎外 「舞姫」
...いかにしてかこの恨みを銷(しょう)せん...
森鴎外 「舞姫」
...士気の銷沈はいなみようなくいたところへ...
吉川英治 「私本太平記」
...陣中どことなく銷沈(しょうちん)のていにもござります...
吉川英治 「私本太平記」
...意気も銷沈(しょうちん)...
吉川英治 「新・水滸伝」
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