...赤地(あかぢ)の錦の直垂(ひたゝれ)に萌黄匂(もえぎにほひ)の鎧は天晴(あつぱれ)平門公子(へいもんこうし)の容儀(ようぎ)に風雅の銘を打つたれども...
高山樗牛 「瀧口入道」
...翻訳と銘を打つてないものでも...
戸川秋骨 「翻訳製造株式会社」
...最後に笑意軒と銘を打つた亭に辿りつく...
野上豐一郎 「桂離宮」
...三階の修竹堂と銘を打つた部屋に通されて...
野上豐一郎 「北信早春譜」
...要するに書齋は、書齋として特にあらうがなからうが、その人の居る所が、書齋といへるし、なほさら、書齋號などは、あつても、なくつてもいいやうなものだが、自分の精神的な生活の重點であり、また日々夜々の仕事と、思想とを生む、神聖な一室である以上、どう狹からうが、汚なからうが、ひとりでに名のつくものなら、そこに何々書屋と、銘を打つても、これ又、ちつとも邪魔にはならない...
吉川英治 「折々の記」
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