...銘々死にかけたような低い音で...
有島武郎 「或る女」
...格子の銘仙(めいせん)の羽織を着て...
泉鏡花 「婦系図」
...真正真銘(しんしょうしんめい)の九万九千トンの巨艦だ...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...お土産として銘酒二本...
種田山頭火 「其中日記」
...銘々の任務が並々ならず重大であるという気持を起こさせ...
戸坂潤 「社会時評」
...奉公人にしては贅沢な銘仙の袷(あわせ)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女盛りの正真正銘の美人――ぼろを着た...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
...いつまた遇うやら遇わぬやら」で銘々男の住所姓名を書いて渡し...
南方熊楠 「十二支考」
...銘々持場に就くのだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...この句を一個の天秤に銘としてつけている**...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どこにも銘はない...
柳宗悦 「工藝の道」
...聞いているうちに非常な感銘を受けたらしかった...
山本周五郎 「似而非物語」
...行きつけの居酒屋「樽万(たるまん)」で銘酒「邯鄲(かんたん)」の生(き)一本がキューと行ける筈なのに...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...非常な御感銘であったとも告げ――「その儀は...
吉川英治 「新書太閤記」
...女どもも余(よ)が血祭りを見物せい!」自慢の銘刀...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...父の姿を仰ぐのと同じ感銘を与えた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...老公の筆になる碑銘の「嗚呼忠臣楠子之墓」の揮毫(きごう)もできていたので...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...「時雨(しぐれ)」という銘があって...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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