...銘々が上品な美しい感情を持つた圓滿な人格に近づく爲の修養である事をくれぐれも忘れてはならない...
會津八一 「音樂に就いて」
...と銘(めい)ある秘蔵の塗胴(ぬりどう)...
泉鏡花 「歌行燈」
...翻訳と銘を打つてないものでも...
戸川秋骨 「翻訳製造株式会社」
...彼女は小ざっぱりした銘仙(めいせん)の袷(あわせ)を着て...
徳田秋声 「仮装人物」
...一勇斎国芳写」と銘を打った一(ひと)ツ家(や)の額面...
中里介山 「大菩薩峠」
...イギリス式と銘を打たれたことである...
中谷宇吉郎 「身辺雑記」
...折々(をり/\)インネスの羽根(はね)の下(した)に抱(かゝ)へて來(き)た銘仙(めいせん)の包(つゝみ)を持(も)ち易(か)へながら...
夏目漱石 「門」
...正直正銘の人間になって...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...その内三十三種は勅銘で...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...――それは昔々徳川家康が鐘銘(しょうめい)に文句を付けて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...銘々の部屋へ入れて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...那覇の圖書館で見た「高麗瓦匠」云々と銘のある平瓦も此處から拾はれたものである...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...もしやそれは單なる神經から來た感銘――妄想ではないかと...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...これぞすなわち正真正銘の彼岸ザクラそのもので...
牧野富太郎 「植物記」
...オゾンのゆたかな空気が鼻腔から快く流れ入るような感銘です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...篠崎小竹が銘してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そうして購う人にも在銘のものを尊ぶ習慣がますますつのる...
柳宗悦 「工藝の道」
...十種二十種の国々の銘茶をそろえ...
吉川英治 「私本太平記」
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