...園はここの時計台の鐘の銘をも知りたいと思った...
有島武郎 「星座」
...そのままとりあえず場末の銘酒屋まで車を走らせた...
大阪圭吉 「三狂人」
...如何に実物を生徒の銘々に持たせても...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...側(そば)の墓銘を見た...
薄田泣菫 「茶話」
...610今われ一事君に曰ふ、銘せよ、これを胸の中、アートレ,デースのため計り、われの心を嘆息と悲泣によりて亂すことやめよ、かの人愛するは君に似合はず、しかなさば我の憎惡の的たらむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...社会が銘々の個人の固有な経験を信用しているのである...
戸坂潤 「科学論」
...フランスの紋章と「監視と警戒」という銘がついており...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...皆さまのその一大事のやうな御樣子では――私の母さまも一緒ですわ――これでもつてすつかりこのお宅(たく)にあの惡魔と親類筋の正眞正銘の巫女(みこ)がゐるのだと思ひ込んでゐらつしやる御樣子ねえ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その墓碑銘は自ら撰みしものなり...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...銘々が全力を尽して安いよいものをつくってゆく...
宮本百合子 「幸福の建設」
...ある感銘をもっているのだろうと考えます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...銘々(めい/\)此場を立(た)ち退(の)いて...
森鴎外 「大塩平八郎」
...どんな品物も銘がない場合に...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...無銘の工人たちがその仕事を果したのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...能よりも一段と深い感銘を受けました...
柳宗悦 「民藝四十年」
...相模中郡東秦野(ひがしはだの)村大字名古木(ながき)村なる玉伝寺の宝永元年の鐘銘(しょうめい)等には並椚(なこのき)村とある...
柳田國男 「地名の研究」
...駕の中に香炉(こうろ)があり何かの銘木が燻(く)べてあります...
吉川英治 「江戸三国志」
...久しく軍旅にあって、口にしたくもできなかった、成都の銘酒、宴ははずむばかりで、笑声山間に鳴るの感があった...
吉川英治 「三国志」
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