...銘々(めいめい)の...
江戸川乱歩 「悪霊」
...これこそ正真正銘の賊の置手紙だ...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...人が「純真」と銘打つてゐるものの姿を見ると...
太宰治 「純真」
...ということを銘記すべきである...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...監獄の中の特質たるこういう記銘がついている...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...銘仙の袷に金紗の羽織を着...
中原中也 「三等車の中(スケッチ)」
...不断着(ふだんぎ)の銘仙(めいせん)さえしなやかに着こなした上...
夏目漱石 「草枕」
...正銘(しょうめい)の逆上であって...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...銘々の表情まではつきり讀める中に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お成道の元祖と銘打つ黒焼舗は亥の年の地震にもまた今次の兵火にも焼かれたに...
正岡容 「山の手歳事記」
...一生忘られない感銘をうけたことがなかったとは...
宮本百合子 「歌声よ、おこれ」
...正銘(しょうめい)まがい無しの物でも...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...それから「魅せられたる魂」の英訳がはいって来て「アンネットとシルヴィ」「夏」「母と子」と一冊一冊おぼつかなくよみすすんで行ったころの感銘...
宮本百合子 「彼女たち・そしてわたしたち」
...半ば恍惚(こうこつ)とした半ばは感銘ただならぬふうに...
室生犀星 「花桐」
...在銘のものでそれ等のものに比べ得るものは真に稀有だと云っていいのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...あのときの(傷はもう治ったのだろう)勝負が肝に銘じているとみえ...
山本周五郎 「花も刀も」
...銘々が來て銘々の考へで...
吉川英治 「折々の記」
...心に銘記しておいて...
吉川英治 「三国志」
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