...小さな鉾で泳いでいる魚を追っかけ突くのは...
田畑修一郎 「栄螺」
...鯱鉾(しゃちこ)ばって出迎えるポウルの扉(ドア)を開ける音や...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...まるで翡翠(ひすい)か青玉で彫刻した連珠形の玉鉾(たまほこ)とでも云ったような実に美しい天工の妙に驚嘆した...
寺田寅彦 「高原」
...千種(ちぐさ)十次郎の方へ鉾先が向けられました...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...――自分の指から抜いた蒲鉾(かまぼこ)形の結婚指輪だけをたった一つ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...鉾(ほこ)を納めました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...申松の蒲鉾小屋の屋搜しを始めました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あのきりょうで鯱鉾立(しゃっちょこだ)ちでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...飾鉾(かざりぼこ)が三本...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...そこで今度はいよいよ訪問の鉾先を市外に向けて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...その鋭い鉾先(ほこさき)を...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...○ツトクヅシ卷蒲鉾のことを...
柳田國男 「食料名彙」
...すたれ釘世をすぢかいになり下(さが)る底抜け徳利のチリンカラカラ古釘と底抜け徳利の風鈴は阿弥陀も知らぬ極楽の音その蒲鉾板の裏表を手に取って引っくり返して見ながらニッコリと笑った良助は...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...そのナメラの味噌汁をば浜外れの蒲鉾小舎(かまぼこごや)に寝ている非人に遣ってみました...
夢野久作 「近世快人伝」
...馳け集った兵士たちの鉾尖に突き刺されて崩された...
横光利一 「日輪」
...お前の鉾(ほこ)先に当るべくもない...
吉川英治 「剣の四君子」
...鉾(ほこ)を逆(さか)しまにして...
吉川英治 「新書太閤記」
...その鉾先(ほこさき)は弱いにきまっている...
吉川英治 「新書太閤記」
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