...天地開闢以來(てんちかいびやくいらい)未(いま)だ斧鉞(ふいつ)の入(い)らざる大森林(だいしんりん)...
伊東忠太 「妖怪研究」
...古来斧鉞を入れなかった深山を一万町歩を濫伐させたのは悪意であると論難し...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...鍋、バケツ、鉈、鉞、鋸、さういふものも、箱に入れると、小さい包になつて了つた...
田山花袋 「歸國」
...千古斧鉞(ふゑつ)の入らないやうな深林(しんりん)が...
田山録弥 「小説新論」
...まあ鉞(なた)とか昔の首斬斧とか...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...まるで斧鉞を入れない森林のやうにあつたといふことも...
徳田秋聲 「水ぎわの家」
...大きな鉞(まさかり)を持つて大勢を相手にしてる彼は...
豊島与志雄 「金の猫の鬼」
...鉈(なた)や鉞(まさかり)で殺して宜いものか惡いものか――」「待ちなよ八...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...地(ち)の句は鉞(まさかり)をかたげて渡る清水かな 碧空生といふのである...
正岡子規 「病牀六尺」
...闇の女鉞でお切られなさるのです...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...つねに持ち馴れた大鉞(おおまさかり)であった...
吉川英治 「三国志」
...中にも白旄黄鉞(はくぼうこうえつ)の燦々(さんさん)たる親衛兵にかこまれている白馬金鞍の大将こそ...
吉川英治 「三国志」
...弩(いしゆみ)千張と黄鉞(こうえつ)銀鎗(ぎんそう)を舷側にたてならべ...
吉川英治 「三国志」
...七鉞(フエツ)鉞各一...
吉川英治 「三国志」
...銀鉞(ぎんえつ)...
吉川英治 「三国志」
...大都督の節鉞(せつえつ)を賜い...
吉川英治 「三国志」
...はやくも二本鉞斧(まさかり)を両手に振って縦横無尽城兵を追い廻しているのでもすぐわかる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...鉞(まさかり)などを担がせて固め...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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