...恐らくアイヌの鉋屑の「神棒」から来たのであろう...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...竹屑やら鉋屑の中に腹匍(はらばひ)になつては...
石川啄木 「二筋の血」
...鉋屑(かんなくず)と土の塊(かたまり)がパッと散った...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...頭から鉋屑を浴びながら騒ぎ廻る事もある...
谷崎潤一郎 「The Affair of Two Watches」
...そして近所の普請場から鉋屑(かんなくず)や木屑をを拾い集めて来て...
徳田秋声 「あらくれ」
...鉋屑(かんなくず)などがくっついていた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...私の借家は其の頃鉋屑(かんなくず)の如く他愛無く燃え落ちた時分なのでありましょう...
西尾正 「陳情書」
...木っ葉や鉋屑(かんなくず)に火がついて燃え上がりかけてるじゃありませんか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そこへ鉋屑が流れて来たのである...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
......
三好達治 「山果集」
...男はある日仕事場の鉋屑をまぜ返したり...
室生犀星 「香爐を盗む」
...」鉋屑を掻(か)き廻しながら言った...
室生犀星 「香爐を盗む」
...めらめらと燃えつくように鉋屑のあたりを這い廻った...
室生犀星 「香爐を盗む」
...女は立って鉋屑をつめこんだ俵のなかを指さした...
室生犀星 「香爐を盗む」
...コバ飴といって鉋屑(かんなくず)に包み...
柳田國男 「食料名彙」
...古い鉋屑(かんなくず)が水気をふくんで溜(たま)っていた...
吉川英治 「親鸞」
...天理教の中山正善氏からわざわざ「武蔵の俳句がある」といって貸してくだすった天理図書館蔵本の「鉋屑集巻第二」という江戸初期頃の句集に...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...この「鉋屑集」から思いついて借用したものであることも...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索