...当代の人目を聳動(しようどう)したる雄篇鉅作(くさく)は問ふを待たず...
芥川龍之介 「「鏡花全集」目録開口」
...それからずつと鉅万(きよまん)の金を扱ふ実業家にもなつてゐた...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
......
芥川龍之介 「るしへる」
...鉅萬の財を積みけるが...
大町桂月 「鹿野山」
...武男の父が久しく県令知事務めたる間(ま)に積みし財(たから)は鉅万(きょまん)に上りぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...只今でも何人か自分に鉅万の財産を与ふるものあらば自分は最早読書といふ一方に傾かざるべし...
正岡子規 「読書弁」
...我に鉅万の財を与へて思ふ存分に消費せしむるのみ...
正岡子規 「読書弁」
...かつてここに遊びたる紳商某は足再びその室を出でずして鉅万(きょまん)の産を蕩尽(とうじん)したる事あり...
正岡子規 「四百年後の東京」
...ローマ帝ヴェスパシャヌスは公事に鉅万(きょまん)を費やすを惜しまなんだが...
南方熊楠 「十二支考」
...真の鉅匠(きょしょう)大家の手に渡れば...
森鴎外 「あそび」
...詩引に「幕府下特恩之命、賜邸於小川街、而邸未竣重修之功、公来居丸山荘、荘園鉅大深邃、渓山之趣為不乏矣、公日行渉為娯」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...註云、客歳春夏之際、吾公嬰疾辞職、而至冬大痊、幕府下特恩之命、賜邸於小川街、而邸未竣重修之功、公来居丸山荘、荘園鉅大深邃、渓山之趣、為不乏矣、公日行渉為娯、故結末及之...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...他日鉅万(きょまん)の富(とみ)を致すことが出来ようといったのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...あの男が少壮にして鉅万(きょまん)の富を譲り受けた時...
森鴎外 「百物語」
...名ある鉅儒名匠(きょじゅめいしょう)を招いておおいに藩風を振興した...
山本周五郎 「日本婦道記」
...モリエエルなどの鉅(きよ)匠の作を演ずる日が削減されるのは遺憾なことであるから...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...鉅鹿郡(きょろくぐん)(河北省)の人で...
吉川英治 「三国志」
...山陽鉅鹿(きょろく)の人で李典(りてん)...
吉川英治 「三国志」
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