...僕の通っていた第三中学校も鉄筋コンクリートに変っている...
芥川龍之介 「本所両国」
...海中に宙ぶらりになっている鉄筋コンクリートのうきによって浮かんでいるのである...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...地面を支(ささ)える鉄筋コンクリートの太い柱は...
海野十三 「空襲葬送曲」
...鉄筋コンクリートの壁のようにたてこめているので...
海野十三 「太平洋雷撃戦隊」
...鉄筋コンクリートの壁に...
海野十三 「地球要塞」
...鉄筋コンクリートの蔵の中の金庫にしまってあるんだからね...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...目のまえの鉄筋コンクリートだての大工場(だいこうば)の屋根瓦(がわら)がうねうねと大蛇(だいじゃ)が歩くように波をうつと見るまに...
鈴木三重吉 「大震火災記」
...鉄筋コンクリートの岩山は火には決して焼けくずれない...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...また鉄筋コンクリートで船を造る場合に主応力の方向に鉄筋を入れるという最も合理的な施工法に関する特許を得ている...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...これに反してたとえば昔の漢学の先生のうちのある型の人々の頭はいわば鉄筋コンクリートでできた明き倉庫のようなものであったかもしれない...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...近来は鉄筋コンクリートの住宅も次第にふえるようである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...巖のように聳ゆる鉄筋コンクリートの建物の屋上から...
豊島与志雄 「エスキス」
...県庁は鉄筋コンクリートの白亜の建物で...
中村地平 「宮崎の町」
......
広海大治 「拡大されゆく国道前線」
...今度は日本に鉄筋コンクリートというものを教えてくれた...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...五間(けん)に四間ぐらいの二階建の鉄筋コンクリートに茶褐色のタイル張りで...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
...鉄筋コンクリートなんぞに喰い込んだダニなんちいうものはナカナカ頑強で落ちるもんじゃない...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...鉄筋コンクリート...
吉川英治 「随筆 新平家」
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