...鉄無地(てつむじ)の羽織に...
芥川龍之介 「老年」
...大島の小袖に鉄無地の羽織で...
泉鏡花 「薄紅梅」
...鉄無地の道行(みちゆき)半合羽(はんがっぱ)...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...鉄無地の一重羽織を着た大隈が...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...上田先生一日(いちにち)鉄無地羽二重(てつむじはぶたえ)の羽織(はおり)博多(はかた)の帯着流(きなが)しにて突然音(おと)づれ来給(きたま)へり...
永井荷風 「書かでもの記」
...お召(めし)の一重物(ひとえもの)に重ねた鉄無地一重羽織(てつむじひとえばおり)の紐(ひも)を結直(むすびなお)しながら...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...上に鉄無地(てつむじ)の半合羽(はんがっぱ)を着て帽子も冠(かぶ)らぬ四十年輩の薄い痘痕(あばた)の男である...
永井荷風 「雪解」
...)それから鉄無地(てつむじ)の羽織でも着ながら...
夏目漱石 「彼岸過迄」
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