...御堂(みどう)の犬防(いぬふせ)ぎが燦々と螺鈿(らでん)を光らせている後には...
芥川龍之介 「邪宗門」
...真珠の花の螺鈿(らでん)...
伊東静雄 「詩集夏花」
...これとても螺鈿(らでん)の細太刀(ほそだち)に風雅(ふうが)を誇る六波羅上下の武士を如何にするを得べき...
高山樗牛 「瀧口入道」
...その拍子に寝衣(パジャマ)の袖がそこに飾ってある支那製の螺鈿(らでん)の人形に触れたのであろう...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...螺鈿(らでん)の硯箱(すずりばこ)が富士子には知らせずにミサ子の家へゆき...
壺井栄 「二十四の瞳」
...七月十二日の夜から十三日の暁へかけて摂社みやのめ神社――祭神天鈿女命(あめのうずめのみこと)ほか二柱――の祭があり...
中勘助 「府中のけやき」
...金銀か螺鈿(らでん)かなにかで象嵌(ぞうがん)をした形跡も充分である...
中里介山 「大菩薩峠」
...祭神は天鈿女(あまのうずめ)なり...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...寒紅梅(かんこうばい)の数点を螺鈿擬(らでんまがい)に錬(ね)り出した...
夏目漱石 「虞美人草」
...蝋塗(ろうぬ)りに螺鈿(らでん)を散らした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...蝋塗りに螺鈿(らでん)を散らした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...螺鈿(らでん)入りの鞘を取り上げました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...さて天鈿女(あまのうずめ)は...
南方熊楠 「十二支考」
...天(あめ)の鈿女(うずめ)すなわちその胸乳(むなち)を露わし裳帯(もひも)を臍の下に抑えて向い立つと...
南方熊楠 「十二支考」
...三和高麗や東莱(とうらい)の螺鈿(らでん)細工はよい懺悔である...
柳宗悦 「全羅紀行」
...螺鈿鞍(らでんぐら)をおいた駒の背にとび乗り...
吉川英治 「新書太閤記」
...轅(ながえ)に螺鈿(らでん)がちりばめてある美しい檳榔毛(びろうげ)の蒔絵輦(まきえぐるま)がやってきたら...
吉川英治 「親鸞」
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