...「独鈷(とっこ)の湯」と言う共同風呂がある...
芥川龍之介 「温泉だより」
...大きい石の独鈷があります...
芥川龍之介 「温泉だより」
...が、よく調べると、独鈷ではなくて、剣(つるぎ)の柄であろうという川崎先生の鑑定でありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...二本榎高野山(にほんえのきこうやさん)には独鈷(どっこ)の松(まつ)と称せられるものがある...
永井荷風 「日和下駄」
...独鈷(とっこ)の模様を写し出したものと覚えている...
中里介山 「生前身後の事」
...バンデリヨは一種の鈷(もり)で...
野上豊一郎 「闘牛」
...三人のバンデリエロ(鈷(もり)役)が...
野上豊一郎 「闘牛」
...獨鈷(どつこ)を横喰へに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...(第四十圖(だいしじゆうず))第四十圖 日本發見石器及び骨角器(1)(2)石棒(3)石冠(4)錘り石(5)獨鈷石(6)石皿(7)雨だれ石(8)骨針(9)(10)骨鈷(11)(12)(13)骨鏃(14)(15)(16)骨製鈎針(17)骨製浮孔口(18)骨製弓筈今(いま)まで申(まを)しました石器(せつき)は...
濱田青陵 「博物館」
...献上博多白地独鈷(とっこ)の角帯に藍棒縞仙台平(あいぼうじませんだいひら)の裏附の袴(はかま)...
久生十蘭 「鈴木主水」
...独鈷繋(とっこつな)ぎの博多帯...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...九七五調の句独鈷(どくこ)鎌首水かけ論の蛙かな売卜先生木の下闇の訪はれ顔花散り月落ちて文こゝにあら有難や立ち去る事一里眉毛(びまう)に秋の峰寒し門前の老婆子薪(たきぎ)貪(むさぼ)る野分かな夜桃林を出でゝ暁嵯峨(さが)の桜人五八五調...
正岡子規 「俳人蕪村」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...二黒犬を随えた猟人から唐で擲(な)げた三鈷(こ)の行き先を教えられたとあり...
南方熊楠 「十二支考」
...聖人は源氏を護(まも)る法のこめられてある独鈷(どっこ)を献上した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...手に持つ独鈷(とっこ)というもので...
柳田國男 「日本の伝説」
...独鈷(どっこ)の仁三(にざ)という者だった...
吉川英治 「剣難女難」
...鋭く斬り込んだ独鈷(どっこ)の仁三...
吉川英治 「剣難女難」
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