...自分は千鈞の魔障を後にひいて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...千鈞(せんきん)の重さで...
泉鏡花 「遺稿」
...千鈞(せんきん)の重みのある所です...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...今や万鈞(ばんきん)の重みをもって...
梅崎春生 「Sの背中」
...千鈞(せんきん)の重みを持ってのしかかって来る...
梅崎春生 「狂い凧」
...大正二年に李烈鈞(りれつきん)が第二革命の火蓋(ひぶた)を切って...
高見順 「いやな感じ」
...女の髪には千鈞(せんきん)の力があると昔からいわれているが...
田山花袋 「日本橋附近」
...信の一義に宗教上千鈞(せんきん)の重きを措(お)くを常とし...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...――いつもあの重いランプをかけることにしていた鈞(はり)に...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「入院患者」
...朝鮮俘虜(ふりょ)の鈞陶(きんとう)する処...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...万鈞の重みに静まり返ってるのである...
豊島与志雄 「「草野心平詩集」解説」
...三角の鈞召火炉は...
直木三十五 「南国太平記」
...力千鈞(せんきん)の鼎(かなえ)を挙げる勇者を彼(かれ)は見たことがある...
中島敦 「弟子」
......
野口雨情 「都会と田園」
...今川橋(いまがはばし)の際(きは)に夜明(よあか)しの蕎麥掻(そばが)きを賣(う)り初(そめ)し頃(ころ)の勢(いきほ)ひは千鈞(きん)の重(おも)きを提(ひつさ)げて大海(たいかい)をも跳(おど)り越(こ)えつべく...
樋口一葉 「われから」
...画家の池部鈞(いけべひとし)さんから聞いた話を思いだしたのである...
山本周五郎 「青べか物語」
...千鈞(せんきん)の重責を肩にうけた感じだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかも千鈞(せんきん)の重味をもって掛かっている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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