...何度もベルの鈕を押した...
芥川竜之介 「歯車」
...コンクリイトの壁についたベルの鈕(ボタン)へ指をやっていた...
芥川龍之介 「冬」
...金鈕(きんぼたん)の服を着た黒人が一人大きい太鼓を打っている...
芥川龍之介 「誘惑」
...嵌(は)まりにくいシャツの扣鈕(ぼたん)を嵌めていると...
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」
...控鈕(ボタン)脱(はづ)れて膝のあたりに垂れかゝりたるを...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...その時君は金(かね)の控鈕(ボタン)附きたる短き上衣を着たまひしこと今も忘れず...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...泅袴(およぎばかま)に扣鈕(ボタン)一つ掛けし中單(チヨキ)着たる男二人...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...森川は立襟の洋服の鈕(ボタン)を脱(はづ)して風を入れ乍ら...
石川啄木 「鳥影」
...森川は上衣の鈕をかけて...
石川啄木 「鳥影」
...その鈕まで脱(はづ)して...
石川啄木 「鳥影」
...黒い鈕(ボタン)を懸けながら職員室に出て来ると...
石川啄木 「道」
...私達は短衣(ヴェスト)の扣鈕(ボタン)を突つき合って...
谷譲次 「踊る地平線」
...上から二つ目の扣鈕(ボタン)の横に残った白粉(おしろい)のあとを...
谷譲次 「踊る地平線」
...絹鈕(きぬぼたん)をも芋刺(いもざし)にしようといふ決鬪師(けっとうし)ぢゃ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...騾馬のひくべき其軛――黄楊(つげ)の軛に鈕(つまみ)あり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その人は金の釦鈕(ボタン)のついた制服のようなものを着ていた...
夏目漱石 「行人」
...たいてい圓(まる)い鈕(じゆう)があつて...
濱田青陵 「博物館」
...布を被せたる扣鈕が二列...
牧逸馬 「土から手が」
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