...……」それは金鈕(きんボタン)の制服を着た二十二三の青年だった...
芥川竜之介 「歯車」
...コンクリイトの壁についたベルの鈕(ボタン)へ指をやっていた...
芥川龍之介 「冬」
...畫工は絲の端を控鈕(ボタン)の孔に結びて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...その衫(さん)の上に縫附けたる檸檬(リモネ)の殼(から)は大いなる鈕(ぼたん)に擬(まが)へたるなり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...森川は立襟の洋服の鈕(ボタン)を脱(はづ)して風を入れ乍ら...
石川啄木 「鳥影」
...その鈕(ボタン)まで脱(はづ)して...
石川啄木 「鳥影」
...その鈕まで脱(はづ)して...
石川啄木 「鳥影」
......
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...お妙は先生がいまだ金鈕(きんぼたん)であった頃の若木の花...
泉鏡花 「婦系図」
...白い「丸薬(ピル)」一つの気まぐれによって「灰色の石鹸」と「扣鈕(ぼたん)」がさまざまに動き...
谷譲次 「踊る地平線」
...騾馬のひくべき其軛――黄楊(つげ)の軛に鈕(つまみ)あり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...而して三度右左綱を鈕(つまみ)にくくりつけ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...円鈕(ノッブ)を前に押しながら...
夏目漱石 「虞美人草」
...飛び上りものだ」かちゃりと入口の円鈕(ノッブ)を捩(ねじ)ったものがある...
夏目漱石 「虞美人草」
...その人は金の釦鈕(ボタン)のついた制服のようなものを着ていた...
夏目漱石 「行人」
...控鈕(ボタン)留の漆塗の長靴を穿いている...
フレデリック・ブウテ Frederic Boutet 森鴎外訳 「橋の下」
...銀の控鈕(ボタン)の附いてゐる...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「祭日」
...大きな金剛石(ダイヤモンド)の鈕(ぼたん)を着けた紫色の男の服に華奢(きゃしゃ)な銀作りの剣を吊るして...
夢野久作 「白髪小僧」
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