...鈎※(はりす)の結び目さえ...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...綿の毛房は数百万の鈎に止められて...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...頑丈な鈎で籠をつり上げる...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...魚というものは普通餌(えさ)も鈎(かぎ)もない糸を食うものではないということは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...どんな鈎を使ったらいいか...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...動物物質では、血液(強壮剤として)、胆汁、ミルク(ヒト、メウシ、ゾウ、ラクダ、メヒツジ、メウマ)、バター(好まれた構成物)、乳清、蜂蜜、脂肪、骨髄、肉、皮膚、精液、骨(ヤギの骨を膏薬に)、歯、腱、角、鈎爪、爪(マラリアに対する燻蒸)、髪(皮膚傷のために燃やす)、胆石(オウシの)、尿(メウシの)、糞(メウシの糞は炎症に、ゾウの糞はハンセン病に)...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...「これで可(よ)し」鈎を外して鶴嘴(つるはし)を小脇に縄を伝わって上ろうとして驚きました...
野村胡堂 「古城の真昼」
...こうしてできた五十の鈎を...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...忘れてもほかの釣鈎で釣ってはならねえ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...じっくり鈎をおろしてごらんなせえ」顎十郎は...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...いつものように薪箱に手鈎をひっかけてひきずり出す音がきこえ...
久生十蘭 「海豹島」
...鱶が噛みつくといっぺんに伸びて鈎の役をしなかった...
久生十蘭 「海難記」
...「……釣鈎(つりばり)も網もないとすると...
久生十蘭 「キャラコさん」
...鈎の役をしなかった...
久生十蘭 「ノア」
...悪魔の手足にはちやんと鈎爪がついてるだよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...さうさとつたので安心して公魚を鈎から外して又仕掛を入れた...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...ひとりがつかんだ鈎綱(かぎつな)を...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...気をつけて帰れよ」平吉はさっきから人待顔にすぐ前に下っていた太い鎖(くさり)の先の鈎(かぎ)に軽く右足をかけて鎖に全身を托(たく)した...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
便利!手書き漢字入力検索