...鈎※(はりす)の結び目さえ...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...鈎は確かに彼奴(きゃつ)の顎に刺さツて仕舞ひ...
石井研堂 「元日の釣」
...綿の毛房は数百万の鈎に止められて...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...二つの鈎か或は歯だ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...重い物体をひっかける化物(ばけもの)のようにでっかい鈎(かぎ)が...
海野十三 「夜泣き鉄骨」
...自在鈎(かぎ)につるしてある鉄の鍋は火に煮立っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これは原子固有の輻射を手鈎として探求すれば...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...「これで可(よ)し」鈎を外して鶴嘴(つるはし)を小脇に縄を伝わって上ろうとして驚きました...
野村胡堂 「古城の真昼」
...(第四十圖(だいしじゆうず))第四十圖 日本發見石器及び骨角器(1)(2)石棒(3)石冠(4)錘り石(5)獨鈷石(6)石皿(7)雨だれ石(8)骨針(9)(10)骨鈷(11)(12)(13)骨鏃(14)(15)(16)骨製鈎針(17)骨製浮孔口(18)骨製弓筈今(いま)まで申(まを)しました石器(せつき)は...
濱田青陵 「博物館」
...餌をつけかえて鈎を沖に投げこみ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...それはてぐすの先についた鱚鈎だったんだ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「……釣鈎(つりばり)も網もないとすると...
久生十蘭 「キャラコさん」
...錦鯉と摺鈎の関係のようなもので...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...さうさとつたので安心して公魚を鈎から外して又仕掛を入れた...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...その五六本の鋼条(ワイヤー)の先に吊(つ)るした鈎(かぎ)づきの滑車が弾薬庫にする/\と滑りこんだ...
宮原晃一郎 「怪艦ウルフ号」
...一人の若者が鉤鈎(かぎばり)をつけた三尺ばかりの棒を巧みに操(あやつ)ってぴらりぴらりと閃(ひら)めく山女(やまめ)を引ッかけては...
吉川英治 「剣難女難」
...鈎槍(かぎやり)なども...
吉川英治 「新書太閤記」
...鈎(はり)から魚をはずしながら...
吉川英治 「源頼朝」
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