...漁師の戸外におほ蟹を繩で結はへて釣るす型を...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...腕を斜に挙げて灯(とも)し火の前に釣るす...
鈴木三重吉 「千鳥」
...ギージという革紐(かわひも)にて肩から釣るす種類でもない...
夏目漱石 「幻影の盾」
...枝から釣るす籠(かご)の内で鸚鵡(おうむ)が時々けたたましい音(ね)を出す...
夏目漱石 「幻影の盾」
...どれ」と無作法(ぶさほう)にも吾輩の襟髪(えりがみ)を攫(つか)んで宙へ釣るす...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...この籠は何のために釣るすのか...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
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