...彼女は机博士が針鼠のようになって死ぬのを見ても...
海野十三 「少年探偵長」
...まるで針鼠(はりねずみ)のように逆立(さかだ)った...
海野十三 「西湖の屍人」
...ロスチヤイルドは床のなかで神経を針鼠のやうに尖らせて口癖のやうに...
薄田泣菫 「茶話」
...ドイツの兎と針鼠の話と同様なものである...
豊島与志雄 「文学以前」
...獅子も針鼠を食うことができない...
中里介山 「大菩薩峠」
...針鼠(はりねずみ)のように尖(とが)ってるあの兄を...
夏目漱石 「行人」
...其(そ)の頭(あたま)を以(もつ)て針鼠(はりねずみ)を打(う)たうとしましたが...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...愛(あい)ちやんが針鼠(はりねずみ)を送(おく)らうと思(おも)ふ所(ところ)には總(すべ)て畦畝(うね)があつて...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...女王樣(ぢよわうさま)の針鼠(はりねずみ)で蹴鞠(けまり)をしやうとしたの...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...むかし針鼠(はりねずみ)の習性を研究して天気予報の名人という評判を得た...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この針鼠というやつは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一瞬のまに射立てられた矢は全身に刺さってまるで針鼠のようになっていた...
吉川英治 「三国志」
...針鼠のように釘の如き棘(とげ)を一面に植え...
吉川英治 「三国志」
...軍は負け色立つと見るや鉄の針鼠を無数に繰り出して縦横に血の軌(わだち)をえがき...
吉川英治 「三国志」
...みな針鼠(はりねずみ)のように戦(そよ)ぎ立った...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼のからだは針鼠のように闘志と血に膨(ふく)らんで丸くなった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...針鼠(はりねずみ)のように戦気で膨(ふく)らむかと見えた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...針鼠のように膨(ふく)らました...
吉川英治 「宮本武蔵」
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