...喜寿を迎えると、金輪際ともう女房にイヤミを言わないことに決めた...
...金輪際(こんりんざい)素通りの聞放しをさせない...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...そんな馬鹿げたことは金輪際ないよ」「イヤ...
海野十三 「雷」
...旦那方がいくら足掻(あが)いたって金輪際知れっこありゃしねえ」と嗤(わら)った...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...俺が何を聞いても金輪際(こんりんざい)...
高見順 「いやな感じ」
...いくら論じたって彼らには金輪際(こんりんざい)わかりっこないことを知っているからだ――私は紳士的微笑とともにしずかに麺麭(パン)をむしりながら話題を転じただけだった...
谷譲次 「踊る地平線」
...金輪際ここは動かんぞ……』二 帽子に喪章をつけた紳士七月の三日だった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...金輪際(こんりんざい)から浮き出た島でございまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...一旦仰せ出された上は金輪際(こんりんざい)變替は遊ばされぬ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金輪際開きさうもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...萬事にかけて清潔なことは金輪際...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...マニーロフは我等の主人公の手を金輪際はなすまいとして...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ぢや、まあ、お話をするが、もう金輪際、これがほんとのおしまひですよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...あの男のことは聞いたこともないし、金輪際、会ったこともありません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
......
前田普羅 「普羅句集」
...頭を下げて御座るまでは金輪際口を割らん積りじゃったが」「……人の悪い……そげな事じゃろうと思うたけに...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...のみならずコンナ荒っぽい連中は一旦そうだと思い込んだら山のように証拠が出て来たって金輪際...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...そのもののため我々の精神が焼け落ちてしまう前に駆け戻ってさえいたら――そのもののせいで我々は金輪際安息を得ることができないのだ!二本の懐中電灯の光が倒れた物体に注がれると...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...金輪際(こんりんざい)くたばりそうにもない...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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