...喜寿を迎えると、金輪際ともう女房にイヤミを言わないことに決めた...
...もう金輪際(こんりんざい)来てはくださらないものとあきらめていましたのに...
有島武郎 「或る女」
...第一食べないでいては弱ってしまいますよ」そう促してみても貞世は金輪際(こんりんざい)あとを食べようとはしなかった...
有島武郎 「或る女」
...戸は金輪際うごくものではありません...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...お角さんには金輪際(こんりんざい)できないのですよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...一旦仰せ出された上は金輪際変替えは遊ばされぬ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金輪際開きそうもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こいつは金輪際間違いはない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金輪際ひっくりけえしたりなぞしましねえだよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...そんな覚えはねえだ! 金輪際そんな覚えはねえだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...敷島は金輪際のみませんと神様に誓ったわけじゃないんですからね...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...もう金輪際、平家とは会うことはせぬ...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...インドなんて金輪際行ったことはありませんよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...「もう金輪際、そんなことはしないよ...
W・W・ジェイコブズ 森郁夫訳 「井戸」
...おまけに幹事を引き受けたんだから今度こそは金輪際(こんりんざい)...
夢野久作 「少女地獄」
...北ではまた、南のやつらを、あっといわせようなどと思って、ひっそり、手繰(たぐり)をつけていねえとも限らねえ」「いや、こんどだけは、金輪際、こっちも、北に抜かれるようなドジを踏んじゃおりません...
吉川英治 「大岡越前」
...金輪際(こんりんざい)逃がさぬぞ...
吉川英治 「剣難女難」
...金輪際迷惑のいたりだから断るというと...
吉川英治 「河豚」
...そのもののため我々の精神が焼け落ちてしまう前に駆け戻ってさえいたら――そのもののせいで我々は金輪際安息を得ることができないのだ!二本の懐中電灯の光が倒れた物体に注がれると...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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