...それは胡麻白の頭と金茶の胸毛と真黒な翼とを持つた小鳥で...
薄田泣菫 「独楽園」
...金茶の胸当に紋付羽織の着付で...
薄田泣菫 「独楽園」
...木は金茶色の花を一めんにつけて静(しずか)に立っていた...
田中貢太郎 「蟇の血」
...薄い金茶色をして燃えていた陽の光がかすれて風の音がしなくなっていた...
田中貢太郎 「太虚司法伝」
...ついこの間の夜着ていた金茶の糸の入った新調らしいお召し袷衣(あわせ)に手がかかった時...
近松秋江 「黒髪」
...金茶金十郎とを特派するために...
中里介山 「大菩薩峠」
...「当地初お目見得日本武芸総本家安直先生金茶金十郎」その翌日もまた...
中里介山 「大菩薩峠」
...金茶金十郎なるものの面(つら)の皮を剥いでやらあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...金茶の一行に一つの緊急動議が持ち出されました...
中里介山 「大菩薩峠」
...さてまた、従来引きつづいての重要な登場をつとめていた人々で、本篇に現わるべくして現われなかったものの所在を考えてみると、┌─駒井甚三郎├─お松├─七兵衛├─お喜代├─田山白雲海洋の上────┼─柳田平治├─ムク犬├─清澄の茂太郎├─ウスノロ氏├─兵部の娘├─金椎(キンツイ)└─無名丸とその乗組員┌─藤原伊太夫├─お角関西旅中────┼─道庵先生├─お雪ちゃん└─加藤伊都丸(かとういつまる)┌─銀杏加藤(ぎんなんかとう)の奥方清洲城下────┤└─宇治山田の米友┌─青嵐居士胆吹山─────┤└─胆吹王国に集まる人々右の外、点出せられた人物としては、金茶金十郎、のろま清次、新撰組の人々、よたとん、木口勘兵衛、安直、デモ倉、プロ亀、築地異人館の誰々、仙台の仏兵助、ファッショイ連、女軽業の一座、等々...
中里介山 「大菩薩峠」
...金茶や木口の輩(やから)が...
中里介山 「大菩薩峠」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...太い赤い頸(くびすじ)に金茶色の毛がモジャモジャしている...
長谷川時雨 「大丸呉服店」
...金茶色をした瞳が...
林芙美子 「暗い花」
...澁い金茶のお召に紅い帶を締めてゐるひとや...
林芙美子 「秋果」
...里子は金茶色のお召の矢絣の袷に...
林芙美子 「瀑布」
...その上からやはり白と茶と金茶の入り乱れたおかいどりのようなものを羽織ってゆったりと入ってきた...
正岡容 「寄席」
...安全燈(ラムプ)の網目を洩れる金茶色の光りがゆるやかに映(さ)したり...
夢野久作 「斜坑」
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