...なにしろ金目のものだから...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...質屋に入れる程な金目のものがないんですね...
薄田泣菫 「質屋の通帳」
...金目のものはもう何もなかつた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...金目のものが少くってねえ」「何うだ...
直木三十五 「南国太平記」
...金目のものの処分がつかねえ...
直木三十五 「南国太平記」
...どうやらこれが金目のものらしいから...
中里介山 「大菩薩峠」
...たいして金目のものは無かりそうだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...日頃から大事にしていたものや金目のものをみんな纏(まと)めて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何か大事なもの――どうせ金目のものぢやあるまいが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金目のものもございません」「それじゃ怨みか」と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金目のものは一つもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大した金目のものを積んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「盗る物は金か、金目のものだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...泥棒が金目のものが入ってないので呆れたらしい形跡...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...金目のものを盗もうとして書斎に侵入して見つかったとか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...それはきっと金目のものだろうと思うし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...金目のものはなに一つ入っちゃいないんです...
森下雨村 「五階の窓」
...カテリーナ・リヴォーヴナが縞の麻袋に入れて持って出た金目のものは...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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