...尖端鋭き金峰山などの方が遥かに美しい...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...先祖代々菩提とぶらふ水仙の花酔へばけふもあんたの事(緑平さんに)・うまい手品も寒い寒い風正月二日の金峰山も晴れてきたお正月の熊本を見おろす・もう死ぬる声の捨猫をさがす自動車も輪飾かざつて走る持てるものみんな持つて歩いてゐる(老遍路さん)よい月の葉ぼたんのよさ追加二句・訪ねる人もゐない街のぬかるみ闇をつらぬいて自動車自動車一月三日うらゝか...
種田山頭火 「行乞記」
...金峰山颪(きんぽうざんおろし)が吹きます時なぞは...
中里介山 「大菩薩峠」
...金峰山がよかろうというものもありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...南は富士の山、北は金峰山、名にし負う甲斐の国の四方を囲む山また山の姿を一つも見ることはできないので、ただ霏々(ひひ)として降り、繽紛(ひんぷん)として舞う雪花(せっか)を見るのみであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...金峰山頭を徘徊する...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...さては大和の金峰山で古く説く所のトラン尼と...
柳田国男 「年中行事覚書」
...賀名生(あなふ)に御着(ごちやく)二十八日吉野金峰山(きんぷせん)に入御(にふぎよ)と...
吉川英治 「私本太平記」
...市街からその金峰山の峰道へ入って行った山ふところが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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