...この時は針ノ木峠から鹿島槍(かしまやり)まで、尾根を伝うのだから大した雪がある筈は無く、真田紐で頭を縛って偃松の中や岩の上をガランガラン引きずって歩いたもんだから、石突きの金員や、その上五、六寸ばかりのところがザラザラになって了った...
石川欣一 「可愛い山」
...彼等が代表する消防隊が金員の贈物を受けるのだということも聞いた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あらかじめ少額の金員を贈ると好都合だろうといわれた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...其金員を貯えて又一が手許にて牧塲の資本たらしめん事を日夜怠らず...
関寛 「関牧塲創業記事」
...此牧塲を創起して意外の金員を消費しつつ...
関寛 「関牧塲創業記事」
...物品金員を貯えて牧塲費に当てて...
関寛 「関牧塲創業記事」
...その金員を徴集すべく...
谷譲次 「踊る地平線」
...今日も電燈料集金員さんに申訳けなかつた...
種田山頭火 「一草庵日記」
...そして芳一は多額の金員を贈り物に貰った――それで芳一は金持ちになった……しかしこの事件のあった時から...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「耳無芳一の話」
...正午金員を持参す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...頂戴致シタル金員ノ代償トシテ...
火野葦平 「花と龍」
...金員(きんいん)を以て...
福田英子 「妾の半生涯」
...女乞食に金員を恵まれし事あるべし...
福田英子 「妾の半生涯」
...故郷の親戚より送ってくれる僅かの金員...
穂積陳重 「法窓夜話」
...もしくはその所在を知るに役立つ報道を※(もたら)した人へはそうとう以上の金員(きんいん)を呈する」むねをわざと簡単に記すにとどまり...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...これに投入した金員や労力はともかく...
山本周五郎 「半之助祝言」
...常に巨額の金員を散じて選挙民の好感を買い...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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