...聖徳太子が中国から持ち帰った金印を「金印諸国送信使」として日本各地に派遣した...
...日本書紀によれば、天皇が皇位に就く際には、必ず金印を授与された...
...古代中国や朝鮮半島でも金印は使用され、権威の象徴として大切に保管されていた...
...『三国志演義』にも現れる「玉璽金印」は、ある武将が詐称し、自己の権威を誇示するために使用した...
...其年十二月、詔書報倭女王曰、制詔親魏倭王卑彌呼、帶方太守劉夏、遣使送汝大夫難升米・次使都市牛利、奉汝所獻男生口四人・女生口六人・斑布二匹二丈以到、汝所在踰遠、乃遣使貢獻、是汝之忠孝、我甚哀汝、今以汝爲親魏倭王、假金印紫綬、裝封付帶方太守假授、汝其綏撫種人、勉爲孝順...
陳壽 「魏志倭人傳」
...博多の志賀島より出た漢委奴國王の金印であつて...
内藤湖南 「聖徳太子」
...假二金印紫綬一...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...紫金印の量天尺あり...
南方熊楠 「十二支考」
...彼が掌(て)にしている金印をうしろからのぞいて訊ねた...
吉川英治 「三国志」
...いまに舅御が奪り返してくれるだろう」将軍の金印は...
吉川英治 「三国志」
...また曹休を、王必亡きあとの、御林軍総督に任じ、さらに侯位勲爵の制を、六等十八級にさだめて、金印、銀印、亀紐(きちゅう)、鐶紐(かんちゅう)、紫綬(しじゅ)などの大法を、勝手に改めたり、それを授与したり、ほとんど、朝廷を無視して、魏王の意のままとなした...
吉川英治 「三国志」
...彼の顔から金印(きんいん)(いれずみ)の皮膚をはがし...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――林冲を殺して面皮(めんぴ)の金印(きんいん)(刺青)をはぎ取って帰れば...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そして、登簿(とうぼ)、金印調べまで、すっかり終って、これで労役につく仕事場がきまれば、まず地獄人口(じんこう)の一員に数えられて、果て知れぬ苦役生活が始まるわけだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...額(ひたい)に金印(きんいん)(刺青)を打たれたのはやむをえない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...まずこの面(つら)の金印(きんいん)(額の刺青)を見てくれ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...顔に金印(きんいん)(いれずみ)まで打たれて帰ってきたんだよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...額(ひたい)の金印(いれずみ)のとこは...
吉川英治 「新・水滸伝」
...金印(いれずみ)隠しによくやる手かも知れません...
吉川英治 「新・水滸伝」
...顔に金印(いれずみ)を打たれて沙門島(しゃもんとう)へ流された...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いちど冤罪(むじつ)の罪でも兇状持の金印(いれずみ)を額(ひたい)に打たれた身が...
吉川英治 「新・水滸伝」
...義満に対して国王の冠服・金印...
和辻哲郎 「鎖国」
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