...針金位迄は無事だが...
石川欣一 「山を思う」
...四五日中に半金位は渡るかも知れない...
犬田卯 「米」
...代りにスコツトの借金位払つても可(い)いやうな顔をした...
薄田泣菫 「茶話」
...色吉が小判で、十八金位に当る...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...インキとノートの金位家へ行けば出来るから今一寸立て換えてくれ...
谷崎潤一郎 「The Affair of Two Watches」
...せめて、金位、士分並に、分配してくれたなら、何うだ――止めだ、俺は、討入はやめだ...
直木三十五 「寺坂吉右衛門の逃亡」
...六十万円の金位は...
林芙美子 「浮雲」
...船長だって涙金位寄越さないものでもないんだ...
葉山嘉樹 「浚渫船」
...たかゞ蜜柑俵の仕切金位ひを見得にして...
牧野信一 「武者窓日記」
...妻子をうつちやつといてやつて来るの? たかが平職工の取る金位で...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...こちらさまなどが五百や六百の金位にあなた...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...人は金位について議論しないで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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