...金モール燦然たる軍帽をぬいで...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...金モールと羽毛をもっていかめしく着かざっているあの狐のごとき指揮官の奴等は...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...金モールの抹額(もこう)をつけた黒帽を眉深(まぶか)にかぶッていた...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...幅(はば)の広い金モールのついた...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...金モールをまいた帽子をかぶり...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...金モールの徽章(きしょう)がついている制帽を脱いで...
中村地平 「南方郵信」
...金モールの腕章と三つ乃至五つの星章をつけた警視以上の身分...
久生十蘭 「魔都」
...とめの右手の爪の間に腕章の金モールの微少片が残っていたためであります...
久生十蘭 「魔都」
...金モール附きの外套に...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...金モールをつけた従僕が彼の腕を小突いて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...緋色(ひいろ)・金モールの正装で縮こまり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...こんなに沢山金モールがついて...
宮原晃一郎 「夢の国」
...金モール細工をする人...
宮本百合子 「衣服と婦人の生活」
...部長さんらしい金モールを巻いた人を先に立てて...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...小雨(こさめ)の中で金モール服がキリキリと廻転した...
夢野久作 「難船小僧」
...あすこの石炭(すみ)の山の上にエムプレス・チャイナの青い金モール服を着たまんま半腐りの骸骨になって寝ていたんです...
夢野久作 「難船小僧」
...大胆にもオッチニの金モール服のまま...
夢野久作 「二重心臓」
...悲壮な最後を遂げた名士の棺側に付添いながら金モール服揚々たる八の字鬚の誇り……これ等の表現は絶対的に不可抗力のあらわれとして諦められなければならないものでありましょうか...
夢野久作 「鼻の表現」
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