...神様が人間にこの宇宙の謎を解くやうにと恵んで下さつた理知の力で量り出したのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...わたしはわたしを最も強く最も正当に引きつけるものを量り...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...臣は己を量りて職を受くと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...利便の量り知るべからざるものがあると思われるのですが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...その二つは酒の量りのよかつたこと...
種田山頭火 「其中日記」
...量りがよいのである...
種田山頭火 「道中記」
...二人の勇士量りなき威力を持ちて猛然と...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...何か量り知ることの出来ない不明朗なものの臭みがつきまとっているのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...與之助が立身の機は一ト度うしなひて又の日の量り難きに...
樋口一葉 「花ごもり」
...しかし私はこの量り難い宝が自己の外に尋ねらるべきものではなくて...
三木清 「人生論ノート」
...別当はあれで麦を量りはしないかと云うのである...
森鴎外 「鶏」
...また或る人から見ればそれこそ量りしられぬ結果をもたらすものなのです...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ちょうどお葬式に悲哀を添えるために雇われる人々のように、彼らはその涙を、その悲嘆をさえ、切り売りし、量り売りする...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...冬でも粉炭の量り買いだし...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...他の一つから麦を量り出して...
山本周五郎 「季節のない街」
...女性の思慮では量りきれない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...――余りにも兄者人は、自分の気もちで、他を量りすぎる...
吉川英治 「平の将門」
...情の深さを味わいのこまやかさで量り...
和辻哲郎 「転向」
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