...このところ深さを量り得たものがないと云ふ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...自分の手の上でその目方を量り...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...予め自分の力量と資本とを量り...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...わたしはわたしを最も強く最も正当に引きつけるものを量り...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...利便の量り知るべからざるものがあると思われるのですが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...量りが悪いといふので嫌味をいはれた...
種田山頭火 「行乞記」
...水っぽい葡萄酒やビールの量りの悪いことをぶつぶつ言いながら...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...二人の勇士量りなき威力を持ちて猛然と...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其他一切の「観念論」乃至「理想主義」の大を以てしても量り切れない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...與之助が立身の機は一ト度うしなひて又の日の量り難きに...
樋口一葉 「花ごもり」
...殆ど量り知れないものがあつたはずだ...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...「…………」相手の心持ちが量りかねてお艶は...
正岡容 「寄席」
...量り出す時にはいくらでも勝手に量り出すのである...
森鴎外 「鶏」
...また或る人から見ればそれこそ量りしられぬ結果をもたらすものなのです...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ちょうどお葬式に悲哀を添えるために雇われる人々のように、彼らはその涙を、その悲嘆をさえ、切り売りし、量り売りする...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しかるにこの器にて量り始めてより...
柳田国男 「遠野物語」
...自分でも推し量り難い...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...そこには量り知れぬ富があり...
和辻哲郎 「鎖国」
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