...即ち「用意したる所の雪尺をもつて量りしに」とあるべきかと思はれる...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...自分の手の上でその目方を量り...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...予め自分の力量と資本とを量り...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...その御寵恩のほどはまことに量り知るべからざるもので...
太宰治 「右大臣実朝」
...量り知れないものがあろうと思われるのであります...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...その二つは酒の量りのよかつたこと...
種田山頭火 「其中日記」
...其他一切の「観念論」乃至「理想主義」の大を以てしても量り切れない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...與之助が立身の機は一ト度うしなひて又の日の量り難きに...
樋口一葉 「花ごもり」
...蓋し罪を犯す者は證左に據て罪の輕重を量り...
福沢諭吉 「帝室論」
...七つの天を量り得るとも...
三木清 「人生論ノート」
...しかし私はこの量り難い宝が自己の外に尋ねらるべきものではなくて...
三木清 「人生論ノート」
...勝手に量り出して食うというに至っては...
森鴎外 「鶏」
...また或る人から見ればそれこそ量りしられぬ結果をもたらすものなのです...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...茶道の「ますはかり」が本来の用途から出た桝量りという称呼なのか...
柳宗悦 「全羅紀行」
...この器をもって家に働く者の名を思いつつ量り出せば...
柳田国男 「木綿以前の事」
...冬でも粉炭の量り買いだし...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...自分でも推し量り難い...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...――余りにも兄者人は、自分の気もちで、他を量りすぎる...
吉川英治 「平の将門」
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