...野鼠の群に苦しめられながら...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...また養兎(ようと)場に天竺鼠(てんじくねずみ)を置いてそのにおいで野鼠の来るのを防がした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...食物にも選り嫌いというものが少なく、小鳥も食い、蛇も食い、野鼠も食い、魚類も食い、昆虫も食い、蝸牛(かたつむり)も、田螺(たにし)も食うかと思えば、果実の類はまた最も好むところで、木に攀(よ)じ上ることの技能を兼ねているのはその故である...
中里介山 「大菩薩峠」
...凍(い)てついた大地から野鼠(のねずみ)を掘出して...
中島敦 「李陵」
...野鼠どこに私らの幸福があるのだらう泥土(でいど)の砂を掘れば掘るほど悲しみはいよいよふかく湧いてくるではないか...
萩原朔太郎 「青猫」
...なみだによごれためるとんのづぼんをはいて私は日傭人(ひようとり)のやうに歩いてゐるああもう希望もない 名譽もない 未來もないさうしてとりかへしのつかない悔恨ばかりが野鼠のやうに走つて行つた...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...さうしてとりかへしのつかない悔恨ばかりが野鼠のやうに走つて行つた...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...さうしてとりかへしのつかない悔恨ばかりが野鼠のやうに走つて行つた...
林芙美子 「愛する人達」
...本(もと)この日野鼠を焼き立てる行事があった遺風だろう...
南方熊楠 「十二支考」
...」と野鼠は返事をして...
宮沢賢治 「蛙のゴム靴」
...野鼠さん...
宮沢賢治 「蛙のゴム靴」
...野鼠はいかにも疲れたらしく...
宮沢賢治 「蛙のゴム靴」
...まず野鼠は、ただの鼠にゴム靴をたのむ、ただの鼠は猫(ねこ)にたのむ、猫は犬にたのむ、犬は馬にたのむ、馬は自分の金沓(かなぐつ)を貰(もら)うとき、なんとかかんとかごまかして、ゴム靴をもう一足受け取る、それから、馬がそれを犬に渡(わた)す、犬が猫に渡す、猫がただの鼠に渡す、ただの鼠が野鼠に渡す、その渡しようもいずれあとでお礼をよこせとか何とか、気味の悪い語(ことば)がついていたのでしょう、そのほか馬はあとでゴム靴をごまかしたことがわかったら、人間からよっぽどひどい目にあわされるのでしょう...
宮沢賢治 「蛙のゴム靴」
...毛筆の材料の如きは恐くは有害なる野鼠の髭を以て之に代へて一擧兩得し得るであらう...
柳田国男 「人狸同盟將に成らんとす」
...いずれも定まった領地もない野鼠(やそ)の輩(ともがら)でしかない...
吉川英治 「三国志」
...草の根を這う鶉(うずら)のように――或る時は野鼠のような迅(はや)さで――彼はようやく有海(あるみ)ヶ原(はら)まで敵の眼をかすめて来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...野鼠(やそ)のように...
吉川英治 「新書太閤記」
...野鼠をくわえて駈けて行く...
吉川英治 「親鸞」
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