...山の中で野面皮(のろう)を見つけた...
...お面を隠すための野面皮が必要だ...
...野面皮をつけて怖いお化けになろう!...
...野面皮を持っていると、急に真っ暗になったときに役立つ...
...お祭りの時に、野面皮をつけて踊るのが楽しい...
...野面(のもせ)には木の葉みちたり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...振りむくと寂莫とした野面の果に...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...帰つてからも遅くまで月光の漾(たゞよ)ひ流れてゐる野面(のづら)を眺めながら話してゐた...
徳田秋聲 「或売笑婦の話」
...野面(のづら)を走る汽車を...
徳田秋声 「黴」
...土手の松はみな樹皮を剥がれて裸になり、なにを探すのか、遠い野面に、二、三人ずつ組みになって、かげろうのようにふらふらしている...
久生十蘭 「奥の海」
...一望無限の野面は荒天の海のように盛りあがり湧きたち...
久生十蘭 「新西遊記」
...すっかり冬枯れた野面や...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...今宵も野面を伝うて村の若者たちがお祭りの備へにうつ太鼓の撥音がこの辺まで流れて来るでせう...
牧野信一 「〔婦人手紙範例文〕」
...遥かの野面から砲煙のやうに襲来する竜巻の津波で目もあけられぬ有様だつた...
牧野信一 「冬物語」
...(b)刀槍の光天に閃き銅砲の光野面にあふれ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...野面の瘤のような小高いところに立って...
吉川英治 「上杉謙信」
...まだ野面(のづら)いちめんに...
吉川英治 「上杉謙信」
...浜の手も野面(のづら)もいつか暗かった...
吉川英治 「私本太平記」
...畑と野面(のづら)へつづいている...
吉川英治 「新書太閤記」
...野面(のづら)を埋め...
吉川英治 「新・水滸伝」
...笛のような悲調を野面に翔けさせ...
吉川英治 「平の将門」
...野面(のづら)へ呼び...
吉川英治 「源頼朝」
...平(ひら)たい野面(のづら)にすぎないが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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