...けちな野郎ばかりだ」城介はぼやきながら...
梅崎春生 「狂い凧」
...公使館のうちは野郎ばかりなので...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...みんな野郎ばかりだ...
薄田泣菫 「茶話」
...「成程野郎ばかりだな...
薄田泣菫 「茶話」
...実際、長い間の旅、女なしの旅、野郎ばかりの旅、すさまじい蒙古風の連続、赤ちやけた色の山巒、人家があると思へば土壁の汚いのある室、たまさかにホテルの柔かな寝台の上に身を横たへても、あひにくにそれが二人寝の大きなベツトであつたりして、笑ひながら、嘆きながら、憧れながら、はるばる五十日も旅して来たことをかれ等は繰返した...
田山録弥 「海をわたる」
...野郎ばかり五人揃って...
中里介山 「大菩薩峠」
...あつしは外から來る野郎ばかり見張つて居たんだ」ガラツ八は叱られ乍ら甚だ不服さうです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あっしは外から来る野郎ばかり見張っていたんだ」ガラッ八は叱られながらはなはだ不服そうです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女房に惚れてゐる野郎ばかりで」こんな事をヌケヌケ言ふ八五郎を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女房に惚れている野郎ばかりで」こんな事をヌケヌケ言う八五郎を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平家蟹(がに)みたいな野郎ばかり住んでゐるから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その頃の人民は馬鹿野郎ばかりだから腹の中に立琴のようなものが仕込んであるのだと思っていた...
久生十蘭 「魔都」
...道理で養老院だてのに若えおッかねえ野郎ばかりゾロゾロいると思いましたよ...
正岡容 「圓太郎馬車」
...靨(えくぼ)を売って活計する色子野郎ばかりに眼を曝(さら)した僻論(へきろん)じゃ...
南方熊楠 「十二支考」
...ここで涼ンでると北の方の麓(ふもと)から物凄い野郎ばかりが十六...
吉川英治 「新・水滸伝」
...おべッか野郎ばかりいては...
吉川英治 「宮本武蔵」
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