...野口(のぐち)のような胃弱は乗らないが好(い)い...
芥川龍之介 「一夕話」
...大沢から畠山、岩茸岩、野口と、長蛇の列はえんえんと続いた...
石川欣一 「針の木のいけにえ」
...◎野口君は予より年長でもあり...
石川啄木 「悲しき思出」
...野口は過労から病を得て芝浦の塩湯に休養していた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...野口の舟が誤って顛覆した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...当時有名な事件だった寧斎殺しの野口男三郎ということは...
大杉栄 「獄中記」
...英詩人野口米次郎氏も住めり...
大町桂月 「小日向臺」
...その小林翁に招かれて野口の生家を訪うたのは九月二十四日の旗日であつた...
土井晩翠 「野口英世博士の生家を訪ひて」
...又軍需工業に於ける技術家の資本家化――例えば鮎川義介・中島知久平・野口遵・などの諸氏とかがこの際参考になる)...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...ただ野口だけは、いつもの通り落着き払って、そしてずっと後れて、四方の山を眺めながら、悠々と歩いていました...
豊島与志雄 「食慾」
...野口は、そういう場所やそういう事柄を軽蔑してるらしく、何等の興味も示しませんでした...
豊島与志雄 「食慾」
...野口昌作と車掌との事件が起ってきた...
豊島与志雄 「電車停留場」
...」呆気にとられていた野口が云った...
豊島与志雄 「別れの辞」
...野口氏が孤獨な人であり...
萩原朔太郎 「中央亭騷動事件(實録)」
...松林・矢野口は宝塚へ戻り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...野口君から野口君の友人達が集まって私と話そうと計画しているということを聞いた...
水野葉舟 「遠野へ」
...野口を救う手段は絶対にあるまい...
山本周五郎 「花も刀も」
...夢野口には――正季(まさすえ)をかしらに...
吉川英治 「私本太平記」
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