...警察署長は野口に捜査本部をうつし自ら出張...
石川欣一 「針の木のいけにえ」
...踏みかためられた雪を歩いて野口まで下り...
石川欣一 「針の木のいけにえ」
...野口君は以前(まへ)から知つて居られたが...
石川啄木 「悲しき思出」
...野口小蘋の両女史...
上村松園 「最初の出品画」
...然(しか)るに喜兵衛が野口家の後見となって身分が定(きま)ってから...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...大臣が御巡視もなさらぬのは不親切としか思われません」野口が決然といい放った...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...二十四日に総代として山田、野口、大出、山本、原、青木が上京して、信濃屋の一室で一同の意志を正造に通じた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...かかる次第に候えば兎に角貴下山本、小山、青木、永島、野口、亀井、小林、谷津などの諸君には昨今地方にいるときには有之間敷、御自身の為は勿論一般のためにも片時も早く御出京御尽力無之ては国民の具眼者義人に対して何とも申訳け之なく……又弁護士諸君に対しても余り放てき主義にて尽力の甲斐も張り合いも減じ、物は響きの音に応ずるもの、人は魚心水心に候えば、被告人と我々は決して悪くは思い申さず、止むなき事情ありて然りと悲痛慷慨せるのみなれども、被害地の事情に暗き有志は窃に立腹もいたし失望もいたし申候...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...矢野口の渡に至れば...
大町桂月 「菅の堤の櫻」
...そして「野口記念館」の速かな設立を切に勸めたい...
土井晩翠 「野口英世博士の生家を訪ひて」
...野口は自分で鰹節をかいて御飯にかけてやりました...
豊島与志雄 「食慾」
...野口のことが目について仕方なくなりました...
豊島与志雄 「食慾」
...ただ野口だけは、いつもの通り落着き払って、そしてずっと後れて、四方の山を眺めながら、悠々と歩いていました...
豊島与志雄 「食慾」
...昭和十七年五月一日野口雨情...
野口雨情 「朝おき雀」
...」と野口君は答えた...
水野葉舟 「遠野へ」
...「おめえまだ船にいたのか」「野口エンジに一升」と少年は云った...
山本周五郎 「青べか物語」
...重四郎は目付役野口雄策の三男で...
山本周五郎 「花も刀も」
...書写山を降(くだ)った秀吉の兵は、まず手初めに、野口城を攻めて、敵の長井四郎左衛門を降(くだ)し、つづいて、神吉、高砂と、附近の部落を焼きたてながら、虱(しらみ)つぶしに落して行った...
吉川英治 「新書太閤記」
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