...日本の歴史上、大宰相と呼ばれる重職に就いた人物が何人か存在した...
...これ浅学の余七年間大学部教授並(ならび)に主筆の重職にありながら別に耻(はじ)一つかかずお茶を濁(にご)せし所以(ゆえん)ぞかし...
永井荷風 「小説作法」
...西本願寺の重職の人々にしてみますと...
長谷川時雨 「九条武子」
...家老なり物頭(ものがしら)なりの重職を務め...
柳田国男 「家の話」
...重職に対する裁断は藩主の許しがなくてはできない...
山本周五郎 「いさましい話」
...殆んど全重職の更迭がおこなわれ...
山本周五郎 「落ち梅記」
...重職がたの控家や別墅のある閑静なところです...
山本周五郎 「失蝶記」
...白川久三郎は重職の若い妻だというだけで...
山本周五郎 「花も刀も」
...しかも当事者の重職が面会するとは思えないのであった...
山本周五郎 「花も刀も」
...他の藩の重職の家へ嫁(か)していった...
山本周五郎 「屏風はたたまれた」
...江戸の重職の意見が聞いておきたいと思う」「私はまだ評定役にすぎませんので」「いやそうではあるまい」と外記がするどく云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...重職は世襲の交代制で...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...将軍家兵法師範という重職に登用され...
吉川英治 「剣の四君子」
...しかしその位置、その重職には、不足ない大将軍たる資格はあるので、衆議異論なく、叡帝(えいてい)またその志を壮なりとして、関西の軍馬二十万馬を与え、以て、孔明を粉砕すべしと、印綬(いんじゅ)をゆるした...
吉川英治 「三国志」
...補佐(ほさ)の重職を歴任してきた彼だった...
吉川英治 「私本太平記」
...太政大臣の重職を拝していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...水戸家の重職にありながら...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...信じてこそ国家老の重職においてある彼へ向って言い過ぎたことばを...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...寺社奉行(じしゃぶぎょう)の重職をかねていた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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