...重石を使って、これ以上風で飛ばされないようにテントを固定しましょう...
...魚つりには、重石をつけて糸を沈める方法があります...
...山道での転落防止のため、靴底に重石を仕込んで歩く人もいます...
...料理で肉やサラダを押さえるときに使う重石、いわゆる「押し石」が便利です...
...着物に羽織に使用する帯締めの重石も、種類や素材によっておしゃれなデザインがあります...
...重石(おもし)をつり下げたような腰部の鈍痛ばかりでなく...
有島武郎 「或る女」
...この暑さと云ったら暑さが重石(おもし)に成って...
泉鏡花 「浮舟」
...ぼろ隠しのような布の下には重石(おもし)がつけてある...
高見順 「いやな感じ」
...四隅に重石(おもし)をして拡げて置いたものである...
辰野九紫 「青バスの女」
...重石をたづねてあるいたが...
種田山頭火 「其中日記」
...猫にかかられぬように桶(おけ)に重石(おもし)をしてゴチャゴチャ入れておいた...
田山花袋 「田舎教師」
...この重石(おもし)がとりのけられたら! わたしの過去を...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...重石(おもし)のようにしずんでいく...
壺井栄 「二十四の瞳」
... 435つづいて衆は碇泊の重石沈め...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...まるで何かの犯罪が重石(おもし)のように...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...沢庵漬の重石程な岩石の破片が数町離れた農家の屋根を抜けて...
葉山嘉樹 「坑夫の子」
...重石(おもし)でもつけて濠の深みへ沈めたというわけ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...お前さんが今晩は重石の代りとなつて屋根の上で夜を明さうとでも云ふ考へなのかね...
牧野信一 「鬼の門」
...重石の下ですや/\と眠つたらしい...
牧野信一 「鬼の門」
...屋根に重石を一杯載せて...
牧野信一 「鬼の門」
...敬まはれたりすればする程益々しやちこ張つて背中には重石を載せられてゐるやうな息苦しさに襲はれるのであつた...
牧野信一 「女に臆病な男」
...おれがこうして重石(おもし)になってるからいいようなもんの...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...その上から角砂糖入れを重石(おもし)に置いた...
夢野久作 「暗黒公使」
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