...僕 僕はお前に言はれずとも僕の個性を尊重してゐる...
芥川龍之介 「闇中問答」
...実際を重しとせざるべからず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...硯(すずり)の蓋を重しに置いて出て行く...
鈴木三重吉 「千鳥」
...一束ずつにしてこれを木灰入の熱すぎない湯に一晩つけて、にがみをとり、あげて洗って、今度は一度煮立ててさました塩水につけこみ、軽い重しをして、水からワラビの出ないように気をつける...
高村光太郎 「山の春」
...自重しなければならぬと...
太宰治 「正義と微笑」
...自重しなければならぬ...
太宰治 「世界的」
...漢文を尊重しシナ思想を尊重する儒者の偏見のうけつがれたところがある...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...神聖な僧侶語を尊重していた旧支配階級に...
戸坂潤 「思想としての文学」
...それはもちろん彼を自分よりも深く尊重してるからだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その意見を尊重している年長者から...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...という校医の意見を尊重して...
中村地平 「南方郵信」
...といふのと、アンリ・ド・レニエの「銘文(しるしぶみ)」といふ、これも三行の詩で、あな、あはれ、きのふゆゑ、夕暮悲しあな、あはれ、あすゆゑに、夕暮苦しあな、あはれ、身のゆゑに、夕暮重し共に、上田敏氏の譯である...
長谷川時雨 「春」
...その任また重しと言うべし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...此間まで懐中時計を重しに使つてゐたが...
牧野信一 「駆ける朝」
...日本等の文字を殊の外珍重して客間の壁に飾り令嬢は布を手にとりて得意となり...
牧野信一 「サフランの花」
...これ駒の瘤の臭いを聞いて発狂するまで母馬が慕うてふからその瘤を持つ人も他に慕わるという迷信より媚薬として珍重したらしい...
南方熊楠 「十二支考」
...蘭軒はこれを尊重して...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...他人を十分に尊重しないことにあるといったが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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