...古い家の用材が大きくて重々しいのは...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...お前も重々(じゅうじゅう)承知してるじゃねいか」省作はまただまってる...
伊藤左千夫 「春の潮」
...また重々しい足を曳きずって私の顔の方へ廻った...
海野十三 「地球要塞」
...馬鹿げた崇厳さと平板な和声とをもって重々しく進んでいった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...重々しい雲の切れ目から...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...舵(かじ)を失い風に任された重々しい破船に似ていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...左様の処置を致す」「重々のお怒り...
直木三十五 「南国太平記」
...彼の重々しい口の利き方...
夏目漱石 「門」
...重々しく説き出した...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...「何んにも御座いません」重々しく答へるだけです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ジョイス裁判長は重々しい口調で判決を下した...
平光吾一 「戦争医学の汚辱にふれて」
...重々わたしが悪いのみで返事の仕様もないのであるが...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...海龜(うみがめ)の重々(おも/\)しき歔欷(すゝりなき)であつたのです...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...また重々しい大輪の日まはりの花や...
三好達治 「柘榴の花」
...それは姫君の将来のことを考えているからで迎えてからも重々しく取り扱った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...どこか重々しく一流の気稟(きひん)をもっていた...
室生犀星 「童子」
...重々、御尤もです...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...……重々(じゅうじゅう)」と...
吉川英治 「私本太平記」
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