例文・使い方一覧でみる「釋」の意味

...伊川（いせん）又公理（こうり）を以て仁の字を釋（しやく）す... 伊川又公理を以て仁の字を釋すの読み方
佐藤一齋・秋月種樹（古香）山田濟齋訳「南洲手抄言志録」

...彼は面（おもて）に紅を潮して輕く會釋し... 彼は面に紅を潮して輕く會釋しの読み方
ハンス・クリスチアン・アンデルセン　Hans Christian Andersen 森鴎外訳「即興詩人」

...荷風君も私も酒は飮まないし女連れなので押川君に眼で會釋した丈けで二階の席へ上つて往つた...
生田葵山「永井荷風といふ男」

...扨て頃來の公判の摸樣に依りますと、「幸徳が暴力革命を起し」云々の言葉が、此多數の被告を出した罪案の骨子の一となつてゐるにも拘らず、檢事調に於ても、豫審に於ても、我等無政府主義者が革命に對する見解も、又其運動の性質なども一向明白になつてゐないで、勝手に臆測され、解釋され、附會されて來た爲めに、餘程事件の眞相が誤られはせぬかと危むのです... 扨て頃來の公判の摸樣に依りますと、「幸徳が暴力革命を起し」云々の言葉が、此多數の被告を出した罪案の骨子の一となつてゐるにも拘らず、檢事調に於ても、豫審に於ても、我等無政府主義者が革命に對する見解も、又其運動の性質なども一向明白になつてゐないで、勝手に臆測され、解釋され、附會されて來た爲めに、餘程事件の眞相が誤られはせぬかと危むのですの読み方
石川啄木「A LETTER FROM PRISON」

...靜子は吉野に會釋して怡々（いそ／＼）下女の後から出て行く... 靜子は吉野に會釋して怡々下女の後から出て行くの読み方
石川啄木「鳥影」

...復未明釋教... 復未明釋教の読み方
イー、エー、ゴルドン高楠順次郎訳「弘法大師と景教との關係」

...而して吾人は是の如く解釋するを欲せざるもの也... 而して吾人は是の如く解釋するを欲せざるもの也の読み方
高山樗牛「美的生活を論ず」

...流石に幾分わづらはしくなつた例の會釋を繰り返しつつ... 流石に幾分わづらはしくなつた例の會釋を繰り返しつつの読み方
太宰治「猿面冠者」

...又釋言篇は上篇即ち釋詁篇が首に始を言ひ末に終を言へるに對して...
内藤湖南「爾雅の新研究」

...一寸會釋をして帶を締め畢つた... 一寸會釋をして帶を締め畢つたの読み方
長塚節「菜の花」

...我が身は釋迦佛にあらず... 我が身は釋迦佛にあらずの読み方
長谷川時雨「尼たちへの消息」

...ちよいと會釋（ゑしやく）したばかりで行つて了つたが... ちよいと會釋したばかりで行つて了つたがの読み方
ブロンテイ十一谷義三郎訳「ジエィン・エア」

...自己の本質を孤獨なる存在として解釋することもまた可能であるであらう...
三木清「唯物史観と現代の意識」

...新しい解釋を賦與しつつ... 新しい解釋を賦與しつつの読み方
三木清「歴史哲學」

...從つてまた永遠から解釋するのでなく... 從つてまた永遠から解釋するのでなくの読み方
三木清「歴史哲學」

...それから辻講釋、辻ばなし、なんていふものがある... それから辻講釋、辻ばなし、なんていふものがあるの読み方
三田村鳶魚「物貰ひの話」