...采女柳の下に立って居ります...
芥川龍之介 「竜」
...〔春日の袁杼比賣と三重の采女〕また天皇...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...その采女が天皇に申し上げますには「わたくしをお殺しなさいますな...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...一人は笛の名手で名川采女(ながわうねめ)...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...幸い其方と采女と甚三郎はいずれも定まる配偶もない...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...大体の段取りは八犬伝に書かれた縁結びの通り、簾を距てて投げた三本の赤い紐を、六郷左京、名川采女、伊東甚三郎の三人が、引きさえすればそれで良かったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...尚椋部秦久麻(くらべのはたのくま)をその令者として諸采女たちに繍を命じ給うた...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...念のため采女町の店へ寄った...
山本周五郎 「寒橋」
...「誓紙を取ったら采女に送るが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...古内源太郎(重定)伊東采女(うねめ)(重門)は着座の家柄であって...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「采女どのが小野へ帰ったとわかれば...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「すでに国老評定の裁決が出ている、采女どのは逼塞、七十郎は預け者と、正式に裁決が出ているのだ」「呼びつけて詰腹を切らせるつもりだ、と云ったのは里見老ではないか」「出頭すればだ」と十左が云った、「出頭すればその危険があると思った、そうではないか」「かれらが詰腹を切らせるつもりだということは慥(たし)かだ」「出頭しないという方法もある」七十郎は唇で笑った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「鷺坂、おまえ間違ったぞ」と七十郎は云った、「伊達六十万石のためには、伊東の家などは問題ではなかった、いや、むしろおれたちが本望を遂げ、伊達六十万石が安泰になってこそ、伊東の家名も万代にのこったのだ、おまえは眼が見えなかった、覚えておけ鷺坂、おまえは後悔するぞ」靱負は平伏したまま泣き、采女が、叔父上、と叫んだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...采女(うねめ)は伊達式部に預けとなり...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...老職の多くはそのまま采女を据える...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...采女(うねめ)と呼(よ)んで十日ほど後...
吉川英治 「大岡越前」
...「采女(うねめ)さん...
吉川英治 「宮本武蔵」
...采女(うねめ)安見子を得た喜びが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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