...下の枝の葉は采女(うねめ)が捧(ささ)げたおさかずきの中へ落ち浮(う)かんだ...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...蛇*9・14(夕)戸田采女正(うねめのしやう)一西(かずあき)といふと...
薄田泣菫 「茶話」
...采女の社が池の方を向いて背面に鳥居の建っているのもちょっと珍らしかった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...この後は采女様が乗出して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さて采女正を以て申し渡された...
森鴎外 「栗山大膳」
...どこにも采女たちの名は見出されなかった...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...采女は佐月の外孫に当っていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「私の養子は采女(うねめ)と申して...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...采女は黙って聞き...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...采女が四人に抱きとめられたまま...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...采女については、二人を捕えた家従たちの忠志に免じて、伊達式部へ預けとなり、七十郎は死罪...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――采女には叛意(はんい)はなかった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「采女どのを直すことは...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「――采女どのが七十郎と同じ罪で処罰されたことです...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――采女」かろく手をたたいて...
吉川英治 「大岡越前」
...お待ちくださいませ」采女は...
吉川英治 「大岡越前」
...采女を、蔭間茶屋の色子と見たにちがいない...
吉川英治 「大岡越前」
...当年十七歳になる水野采女(みずのうねめ)という少年がいた...
吉川英治 「新書太閤記」
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