...伊勢の國の三重から出た采女(うねめ)が酒盃(さかずき)を捧げて獻りました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...娘の時分に父と泊っていた采女(うねめ)町の旅館と云うのも...
谷崎潤一郎 「細雪」
...采女の社が池の方を向いて背面に鳥居の建っているのもちょっと珍らしかった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...名川采女、伊東甚三郎のところにはどんなことがあったかわかりませんが、六郷左京のところに案内されて来た花嫁――腰元の小浪は、不思議なことに親の石川玄蕃もその妻の某も姿を見せず、老女が花嫁を奥の一と間に納めると、親類縁者を誘うように、コソコソと帰ってしまいました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...事なく夫を返してもらう滝川采女(うねめ)の妻のような女性が出来あがるのである...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...それゆゑこの地境の争も、采女が席次の争と同じく、原来(ぐわんらい)権利の主張ではあるが、采女も安芸も、これを機縁として渡辺等の秕政(ひせい)に反抗したのである...
森鴎外 「椙原品」
...直接の工作者である采女たちは...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...「誓紙を取ったら采女に送るが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...源太郎も采女も、席次の不当には怒ったが、その場ではなにも云わなかった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...帯刀は古内源太郎や伊東采女のまえに出された...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...采女の後見をしているが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...采女は十九歳にしては小柄なほうで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...采女については、二人を捕えた家従たちの忠志に免じて、伊達式部へ預けとなり、七十郎は死罪...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...采女は男の子だからであろう...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...采女は、上品な武家の子息のような身装(みなり)をし、前髪姿もつつましく、そこに両手をついた...
吉川英治 「大岡越前」
...采女を別室に待たせて...
吉川英治 「大岡越前」
...連れの采女をかえりみて...
吉川英治 「大岡越前」
...死を決して奮進した采女(うねめ)は...
吉川英治 「新書太閤記」
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