...風采(ふうさい)の立派(りっぱ)な男である...
芥川龍之介 「金将軍」
...学生帽に絆纏着(はんてんぎ)といふ風采(ふうさい)の小柄な中学生が...
犬養健 「姉弟と新聞配達」
...この文明的運動の新手(あらて)となって我々の働きに一臂(いっぴ)の力を添えられんことを我輩は希望して已(や)まぬ(拍手大喝采)...
大隈重信 「吾人の文明運動」
...雪姉ちゃんは風采(ふうさい)や顔つきのことなどは別に何とも云っていないで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...某(ぼう)が自分の村に政談演説したとき熱烈なる拍手喝采(はくしゅかっさい)を得た...
新渡戸稲造 「自警録」
...采配をとるのは氣性者の叔母のお常...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...諸采女(うねめ)とこの園に入り楽しまんとせしに...
南方熊楠 「十二支考」
...皆様ヤンヤと御喝采を願いますぞよ...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...チェホフは、クニッペルのいい素質と、同時に身に付けている所謂女優らしさをはっきり見ていて、大向うの喝采や、新聞の批評や、花たばの数などに敏感なのをはっきりたしなめて、いつも彼女が自分を掴んでいるように、自分の演技を持つようにと励ましているのを読んだことがあります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この昔にもまさった御風采(ふうさい)を長く見ることのできなかった尚侍が見て...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...采蘋は体が小くて軽率であった...
森鴎外 「魚玄機」
...まわりの青年たちは喝采(かっさい)し眼をみはったものであるが...
山本周五郎 「おれの女房」
...七十郎と采女が捕えられて仙台へ護送された...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...采女に対する同情と...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...十分間ばかりで試合が済むと見物席に一しきり喝采(かっさい)が湧いた...
夢野久作 「暗黒公使」
...眼で采配がとれようか...
吉川英治 「大谷刑部」
...斬れたわ」どよめく見物人の喝采(かっさい)を尻目に...
吉川英治 「新・水滸伝」
...金色(こんじき)の采配を持っていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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