...風采の甚(はなはだ)揚(あが)らない男であつた...
芥川龍之介 「芋粥」
...喝采も歓呼も起らなかった...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...皆さんから大喝采を受けましたね...
豊島与志雄 「未亡人」
...精采は頗る乏しく...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...少くとも英語の教師は國語漢文の教師より品格風采もよく...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...席にあった学生はことごとく喝采(かっさい)した...
夏目漱石 「三四郎」
...十二月四日本郷一丁目池の端妙月庵十二月七日金沢町淡路屋佐兵衛十二月十日飯田町波岡采女(うねめ)こう書いているのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...組合長が直線コースで校長を抜いた時は大喝采が起つた...
葉山嘉樹 「運動会の風景」
...是れも所謂言葉の采配...
福沢諭吉 「女大学評論」
...「ドナウの小婦」としてすべての人々から喝采されたところのあの女優だつたのである...
堀辰雄 「(アンデルゼンの「即興詩人」)」
...非常に東洋風な風采があり...
堀辰雄 「ノワイユ伯爵夫人」
...そこで学者が采配を振って...
牧野富太郎 「植物記」
...その幕がしまると、人々の咽喉(のど)から、喝采のかわりに、深い嘆息が出た...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「――采女どのが七十郎と同じ罪で処罰されたことです...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...競技の合図の銃声に伴れて応援と喝采の声が湧く...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...手製の采配(さいはい)を腰に差し...
吉川英治 「新書太閤記」
...その短身小躯(しょうく)な風采と...
吉川英治 「新書太閤記」
...親族の戸田采女正(うねめのしょう)や浅野美濃守(みののかみ)などが駈けつける...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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