...一同喝采(かっさい)して悦んだという事が或る本に書いてあった...
淡島寒月 「梵雲庵漫録」
...喝采は起らなかつた...
太宰治 「逆行」
...法師丸は弾正政高の年齢や風采(ふうさい)について何の豫備智識も持っていないのだが...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...ラファイエットを取り巻き喝采してる群集の中に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...風采にもまたよく似たものがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんな風采の揚らない男に...
中里介山 「大菩薩峠」
...四十五、六の少し古風な頬髭を持った、堂々たる風采が、なんとなくあたりを圧するのも無理のないことでした...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...大場采女(うねめ)様にお譲りになる外はございません」「えッ」平次は大変な事を言い出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五十年配の番頭平兵衞が采配(さいはい)を執り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...拍手喝采(はくしゅかっさい)するであろう...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...顔がきれいで風采の艶(えん)なこの人は十分身の取りなしに注意して鞠を蹴り出すのであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それこそ拍手喝采に値するであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...采女らの先に出た...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...請負師みたいな風采で...
山本笑月 「明治世相百話」
...至って小男で無精髭をモジャモジャ、風采といい、身装(みなり)といい、さほどの先生とは思われず、知らぬ人は名を聞いて喫驚(びっくり)...
山本笑月 「明治世相百話」
...采女はさしうつ向いて...
吉川英治 「大岡越前」
...烈しく采配(さいはい)を示して...
吉川英治 「新書太閤記」
...親戚の采女正と美濃守を差向けてきたのも...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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