...怪賊の思い切った曲芸を喝采(かっさい)した...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...必要なる書籍を選択して翻訳するという必要が起ったのである(拍手喝采)...
大隈重信 「吾人の文明運動」
...他の東京仕込みの人々に比べあまり田舎者の尊敬に値せぬような風采であったが...
高浜虚子 「子規居士と余」
...べつだん私は彼の風采のゆゑにひきつけられてゐるのでもないやうだぞ...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...このどろぼうの風采に就(つ)いては...
太宰治 「春の盗賊」
...見物人たちは笑ひながら喝采(かつさい)しました...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...両方とも見物の喝采(かっさい)に報いられたあとに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それで生徒も最初のうちは自分の風采が揚らないので少しづゝ輕蔑しかけたものもあつたが現在ではみんなが能く服從してくれる...
長塚節 「教師」
...十三剽軽者という言葉は田口の風采(ふうさい)なり態度なりに照り合わせて見て...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...彼の心で想像していた御常とは全く変っているその質朴な風采(ふうさい)が...
夏目漱石 「道草」
...八であったから風采(ふうさい)もりっぱになっていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...古内源太郎(重定)伊東采女(うねめ)(重門)は着座の家柄であって...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...当時の側用人である栗栖采女(うねめ)に知られ...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...喝采の声を耳にするばかりで...
夢野久作 「暗黒公使」
...が、風采を見て、犬目付が何かふた言三言、訊問した...
吉川英治 「大岡越前」
...どこの若紳士のお揃いかと思われるような風采だった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...彼の風采や趣向について...
吉川英治 「三国志」
...沓掛城(くつかけじょう)三千貫の采地(さいち)を与う――という賞賜(しょうし)を筆頭に...
吉川英治 「新書太閤記」
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