...(一月二十五日)同人雑誌年少の子弟醵金(きよきん)して...
芥川龍之介 「骨董羹」
...義雄の歸京費を醵金しようといふ相談があることを語つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...君の友人間から醵金して見よう...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...選挙の費用は例によって安蘇郡の有志が醵金したものが千円ばかり...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...生徒たちの醵金してためて置いた校友會費...
太宰治 「校長三代」
...ともに醵金(きょきん)してもって二国の争闘を調停せんとしたるがごとき...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...都下の市民・小市民の醵出した義捐金は無論莫大な額に上る...
戸坂潤 「社会時評」
...単に醵金するばかりでは軍部らしくないとして...
戸坂潤 「社会時評」
...日夜東北救済義捐金の醵出に夢中である...
戸坂潤 「社会時評」
...曽つての国防基金の醵出の風俗などは今ではどこへ行ったか姿も見せない...
戸坂潤 「社会時評」
...生徒が少々ずつ醵出して...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その時分には有志の者が醵金(きょきん)して構内に厩(うまや)をこしらえて...
夏目漱石 「三四郎」
...集まった醵金(きょきん)は実に瑣々(ささ)たるものにすぎなかった...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...友達が醵金(きょきん)して拵(こしら)えてくれた石塔も立派に出来た...
正岡子規 「墓」
...友達から醵金するといっても今石塔がやっと出来たばかりでまた金出してくれともいえず...
正岡子規 「墓」
...有醵金影刻此本之挙...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そして親戚故旧を会して金を醵出(きょしゅつ)せしめた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...いま蜀中から銭糧(せんりょう)の資を醵出(きょしゅつ)して戦力増加に当っているのは李厳その人ですから...
吉川英治 「三国志」
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