...忰のハムに醜体を見られるのである...
石川欣一 「可愛い山」
...自分が酔っぱらって醜体を演じながら...
石川欣一 「可愛い山」
...最後の醜体をさらしたかと思うと...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...「てんぼうの裸身(はだかみ)なんぞは、誰が見たって、あんまり見いいものじゃないよ」といって、お角は、若い衆に手伝わせて、この野郎に、襦袢(じゅばん)から着物を片腕に通してやり、帯を締めさせてやり、その醜体だけは、どうやら応急修理が出来てみると、がんりきの野郎が、「水、水を一ぺえ、振舞ってもらいてえんだが、水でいけなければ、梅干を一つ……」「食い意地の張ってる野郎だよ」といって、お角がムキになって、がんりきの横面(よこっつら)を一つ、ピシャリとなぐりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ざまあ見やがれ! とドヤされるような醜体を演ずることのないのは保証してもよろしいでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...醜体を極めた胴中そのものと共に...
中里介山 「大菩薩峠」
...この道具その物からが醜体を極(きわ)めている...
夏目漱石 「草枕」
...諸人に醜体(しゅうたい)を見せたことなどはもう忘れております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その醜体を見られるのが恥ずかしそうに...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...醜体百出(ひゃくしゅつ)人面獣行(にんめんじゅうこう)...
福沢諭吉 「女大学評論」
...即ち醜体(しゅうたい)百戯...
福沢諭吉 「女大学評論」
...その醜体見るに忍びざることなり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...仮令(たと)い最上の好地位に居ても兎(と)に角(かく)に殻威張(からいばり)と名づくる醜体(しゅうたい)を犯さねばならぬ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...他の一方には和漢の旧醜体を学ぶものと云(い)わねばならぬ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...」「何しろ僕は嚏の醜体などを見られては失礼だと心配して...
牧野信一 「「学生警鐘」と風」
...その醜体と来たらば...
正岡子規 「病牀苦語」
...醜体を演じてはならぬと一生懸命に唇を噛んでいたがトテモ我慢し切れなかった...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
...こうした場面によく現われる中年男の醜体を見せまいとしてハラハラと手を揉んだり解いたりした...
夢野久作 「二重心臓」
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