...外に純粹に「内生活醗酵の一節に結語」を置くつもりで書いた少數の文章(「山上の思索」...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...ある二三の口碑によるとこれは温められたナイルの泥の中での一種の醗酵作用...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...また醗酵させてザワクラウトに似たような物にする事もある...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...街から醗酵(はつかう)する特殊な臭ひは聯想作用を起して...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...醗酵(はっこう)したように籠(こも)っている...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...芸術は飽くまでも刹那的で且つ醗酵的であらねばならないからである...
田山録弥 「黒猫」
...舞台のうえに灼熱的(しゃくねつてき)な演技となって醗酵(はっこう)するのであったが...
徳田秋声 「縮図」
...社会的情熱の坩堝のなかに新しい活力が数多く醗酵しつつあるとともに...
戸坂潤 「読書法」
...三年間かの病床及(および)療養の間に先生の頭の中で醗酵(はっこう)した色々の創意が...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...近年先生の頭の中に次第に醗酵してきていたと思われる「新物理学」の体系こそは...
中谷宇吉郎 「文化史上の寺田寅彦先生」
...一つの甘美にして醗酵せる情緒である...
萩原朔太郎 「青猫」
...何等その心の中に詩情の醗酵せる音樂を感ずることなく...
萩原朔太郎 「青猫」
...そこを醗酵変化分解融通せしめて...
南方熊楠 「十二支考」
...瓶の中で醗酵させたものというから今の普通の製法とはちがい...
柳田國男 「食料名彙」
...またこの頃までは甘酒の醗酵(はっこう)して酒になる日を...
柳田国男 「木綿以前の事」
...従って彼、杉山茂丸は、その上海や香港に於て、東洋人の霊と肉を搾取しつつ鬱積し、醗酵し、糜爛(びらん)し、毒化しつつ在る強烈な西洋文化のカクテルの中に、所謂白禍(はっか)の害毒の最も惨烈なものを看取したに違いない...
夢野久作 「近世快人伝」
...万別(ばんべつ)の力が醗酵し...
與謝野寛 「南洋館」
...いま安土に醗酵(はっこう)しつつある生気溌剌(はつらつ)たる新文化が...
吉川英治 「新書太閤記」
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