...わたしは沈思の中(うち)から醒覚しました...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「尼」
...それから醒覚したのは...
オシップ・ディモフ Ossip Dymoff 森鴎外訳 「襟」
...睡眠(すいみん)中のいわゆる夢魂(むこん)によっていわゆる醒覚(せいかく)中の真意が何処(いずこ)にありしかを窺(うかが)うこともできる...
新渡戸稲造 「自警録」
...残夢(ざんむ)の未(いま)だ醒覚(せいかく)せざる証拠なり...
福沢諭吉 「旧藩情」
...八人位まではその妄執に取りつかれてあえて醒覚する事を知らない有様である...
牧野富太郎 「植物記」
...すなわち実はその一面には同氏等のような少くもヒガンザクラについては半可通な学者をして醒覚せしめんとの下心の迸(ほとばし)りもあったのである...
牧野富太郎 「植物記」
...ふと醒覚したときは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...僕はこの時忽ち醒覚(せいかく)したような心持がした...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...僕の醒覚前の態度と余り変っていないようだ...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...平八郎の思想は未だ醒覚せざる社会主義である...
森鴎外 「大塩平八郎」
...未だ醒覚せざる社会主義は...
森鴎外 「大塩平八郎」
...皆未だ醒覚せざる社会主義があつたのである...
森鴎外 「大塩平八郎」
...彼等は未だ醒覚してゐない...
森鴎外 「大塩平八郎」
...これまで自分の胸の中(うち)に眠っていた或る物が醒覚(せいかく)したような...
森鴎外 「雁」
...八は時計の音に刺戟せられて少し醒覚(せいかく)したやうな心持がすると共に...
森鴎外 「金貨」
...醒覚(せいかく)せる二人(ににん)の間に...
森鴎外 「渋江抽斎」
...その何物かが醒覚(せいかく)する暇(ひま)がないやうに感ぜられる...
森鴎外 「妄想」
...併しそれは無に醒覚せんが為めの進化である...
森鴎外 「妄想」
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