...不運な自分や弟たちが離れ/″\になつて世のなかの酸苦をなめさせられたことを...
徳田秋聲 「或売笑婦の話」
...東京では二人で酸苦を嘗めた...
徳田秋聲 「余震の一夜」
...ふたり枕をならべてどっと病みふす酸苦(さんく)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...酸苦なある一日の出来ごとらしかった...
久生十蘭 「金狼」
...前人の酸苦も死も...
久生十蘭 「南極記」
...たいした身振りもせずに帰って行ってしまった日本人……人知れぬところで酸苦をなめ...
久生十蘭 「南極記」
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