...魂が醗酵し苦悶して内界に何等かの建設を試みる時...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...熱と醗酵とが發生する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...我等の間に醗酵した凡ての哲学は...
有島武郎 「運命と人」
...六ヶ月かかって発酵(はっこう)させたC子という豊潤(ほうじゅん)な美酒(びしゅ)を...
海野十三 「恐しき通夜」
...それは醗酵させない葡萄液である...
種田山頭火 「其中日記」
...触媒とか酵素とかホルモンとかを見つければいいわけで――その...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...醗酵菌作用中のどぶろくの上澄みにある...
豊島与志雄 「「自然」」
...」「肉欲は芸術の酵母なり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...肝油やビール酵母などから必要のビタミン類を補給し...
中谷宇吉郎 「老齢学」
...資本ケイ統住友 第一職工 社員 一五〇人位 月給 工場員、工手、雑工合計800日給 〃 〃 女工600人社員の中月給百円以上約五十名品川工場 主として化学薬を製造向島 ベークライト(不燃性セルロイド)タカジヤスターゼオートバイ(赤坂溜池で発売のハーレーダビッドソン)亀戸 石ケン大阪 原料、精製、両方大連 アマニ油、酵母未組織...
宮本百合子 「工場労働者の生活について」
...是非(ぜひ)とも家でパン種から拵(こしら)えて行くなら先ずホップス即ち葎草(りっそう)といって麦酒の種に使う苦い醗酵性(はっこうせい)の草を食品屋からお買いなさい...
村井弦斎 「食道楽」
...最近の誤った時代に酵されたのであって...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...今の世は不純な勢いを酵(かも)して...
柳宗悦 「民藝四十年」
...多くは米の粉糠を塩に合せて醗酵させたもの...
柳田國男 「食料名彙」
...猛烈に腐敗した食餌の落零(おちこぼ)れの発酵瓦斯(がす)で...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...これでもかこれでもかと蠱惑(こわく)な匂いをむしむしと醗酵(はっこう)させながら...
吉川英治 「剣難女難」
...プーンと醗酵(はっこう)している花梨(かりん)の実(み)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...醗酵(はっこう)したようにぬらぬらしていた...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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