...もしも逆に発酵が進んでいるあいだに殻が果汁に残っていると...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...この同じ国で底が銅であり全部の側面は鉛の発酵・銅容器が製作されるのは通常のことである...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...そのころ自分で俳句に対する興味がだいぶ発酵しかけていたからである...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...漸次に其の醗酵力の消滅するを待つのみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼の身体も魂も発酵しきっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」「肉欲は芸術の酵母なり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...或る一つの考えが頭の中で徐々に醗酵して...
中谷宇吉郎 「神仙道と科学」
...肝油やビール酵母などから必要のビタミン類を補給し...
中谷宇吉郎 「老齢学」
...近年先生の頭の中に次第に醗酵してきていたと思われる「新物理学」の体系こそは...
中谷宇吉郎 「文化史上の寺田寅彦先生」
...特殊の酵素とか細菌とかが腐敗を防止しながら...
中谷宇吉郎 「室鰺」
...ビール醸造用の麦芽汁の醗酵したものもブラーガと呼ぶ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...ごく当然に醗酵(はっこう)し生長したかもしれない...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...とにかく長年の間くさりもしないで発酵していた葡萄のつゆであった...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第七巻)」
...瓶の中で醗酵させたものといふから今の普通の製法とはちがひ...
柳田國男 「食料名彙」
...それを蓋(ふた)しておいて醗酵(はっこう)させたものが用いられており...
柳田国男 「木綿以前の事」
...猛烈に腐敗した食餌の落零(おちこぼ)れの発酵瓦斯(がす)で...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...そこには想像外な性社会の醗酵(はっこう)が都の夜の底をびらんさせていたのではあるまいか...
吉川英治 「私本太平記」
...醗酵(はっこう)したようにぬらぬらしていた...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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