...なるほど大江山(おおえやま)の酒顛童子(しゅてんどうじ)や羅生門(らしょうもん)の茨木童子(いばらぎどうじ)は稀代(きだい)の悪人のように思われている...
芥川龍之介 「桃太郎」
...時々そっと羅生門へ姿を露(あら)わしたのではないであろうか? 酒顛童子も大江山の岩屋(いわや)に酒ばかり飲んでいたのは確かである...
芥川龍之介 「桃太郎」
...人間の島へやられた鬼はあの昔の酒顛童子のように...
芥川龍之介 「桃太郎」
...又三歳の小児も知れる酒顛童子(しゆてんどうじ)は蒲原郡沙子塚(すなごつか)村の産(さん)...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...余(よ)越後にいたらば板額(はんがく)あるひは酒顛童子(しゆてんどうし)の旧跡(きうせき)をもたづね...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...また大江山(おおえやま)の酒顛童子(しゅてんどうじ)の話とよく似た話がシナにもあるそうであるが...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...かの大江山(おおえやま)の「酒顛童子(しゅてんどうじ)」が「恐ろしき悪魔」と訳されたりするのであった...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...大江山の酒顛童子(しゅてんどうじ)ほどの勢いで...
野村胡堂 「胡堂百話」
...その酒顛童子が、誰であったか、覚えているような気もするが、もう一つ、はっきりしないので、ここに書くのは遠慮する...
野村胡堂 「胡堂百話」
...大江山の酒顛童子(しゅてんどうじ)に至っては...
柳田国男 「山の人生」
...これによって酒顛童子(しゅてんどうじ)・茨木童子(いばらきどうじ)の如き悪業の根を絶った代りには...
柳田国男 「山の人生」
...兇暴(きょうぼう)無類の評ある大江山の酒顛童子...
柳田国男 「山の人生」
...酒顛童子はこの国西蒲原郡砂子塚(いさこづか)...
柳田国男 「山の人生」
...丹波千丈岳(せんじょうがだけ)の強盗酒顛童子拾い還りて養育して賊徒となす云々...
柳田国男 「山の人生」
...酒顛童子(しゅてんどうじ)にせよ...
柳田国男 「山の人生」
...よも酒顛童子(しゅてんどうじ)の伜ではなかろうに」秀吉も...
吉川英治 「新書太閤記」
...酒顛童子(しゅてんどうじ)のようになって寝入った良人を...
吉川英治 「親鸞」
...酒顛童子(しゅてんどうじ)のようなやつを亭主にしたというのなら...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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