...酒毒に中(あた)り...
芥川龍之介 「尾形了斎覚え書」
...たいてい酒毒(しゅどく)か黴毒(ばいどく)かのために舌が腐(くさ)っているようですからね...
芥川龍之介 「不思議な島」
...毒酒毒蛇も平気だし...
海野十三 「大使館の始末機関」
...または夫の酒毒のせいか...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...飲むに随(したが)って次第に酒毒が体の節々へ及ぼして来て...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...貧乏になつたために酒毒から免かれてゐる...
種田山頭火 「行乞記」
...酒毒おそるべし/\...
種田山頭火 「其中日記」
...酒毒のために職を失った父親と...
野村胡堂 「楽聖物語」
...日頃酒毒に身体(からだ)を痛めて居るため...
野村胡堂 「禁断の死針」
...今から考へると酒毒のためとは申しましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...不攝生な生活と酒毒にやられたブヨブヨした身體...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...酒毒か卒中(そつちう)で死んだことになるだらうよ――と吐かしましたぜ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...酒毒で顔に赤い斑がある...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...まだ年若いものの場合の酒毒の症状にはまたなにか別の病名があるのだろう...
正岡容 「寄席」
...時には、酒毒、九族にも祟る...
吉川英治 「折々の記」
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