...彼は酒乱で、毎晩飲むたびにトラブルが起こる...
...酒乱が原因で、彼女との関係が破綻した...
...彼は過去に酒乱だったが、今は禁酒している...
...酒乱の父親に育てられたため、酒に対して強い嫌悪感を持っている...
...酒乱との付き合い方には注意が必要である...
...父は酒乱...
太宰治 「新樹の言葉」
...――私はたうとう愚劣きわまる酒乱患者となつてしまつた!一月三日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...――酒乱、醜態、あゝあゝ、……恥を知れ、恥を、……死んでしまひたい、……馬鹿、阿呆...
種田山頭火 「其中日記」
...やるまいとしてもやるのだ!酒乱の切なさよ!あゝ...
種田山頭火 「其中日記」
...その酒乱に近いほど酒を過して来たもののようであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...あれは酒乱じゃ」と言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...酒乱の後には、二日も三日も病気になって寝るようなことがあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...例の酒乱が兆(きざ)して荒(あば)れ出すかと思うと...
中里介山 「大菩薩峠」
...多く酒を飲めば酒乱に落ちることを知っておりながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...酒を多く飲めば酒乱の萌(きざ)しがあり...
中里介山 「大菩薩峠」
...酒に魅せられた酒乱の時の本能が露出し...
中里介山 「大菩薩峠」
...殿様は酒乱の癖がおありになるから...
中里介山 「大菩薩峠」
...その眠りをうまく眠らせさえすれば、酒乱が、すんなりと通過してしまうことがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...養母のりつは酒乱のような癖がついて...
林芙美子 「晩菊」
...酒乱の悪党と結婚なさる時からです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...酒乱は一種の病気と認められ...
柳田国男 「木綿以前の事」
...酒乱のような青すじを走らせて...
吉川英治 「親鸞」
...……がしかしその河和田の平次郎という職人の性質は、今も申し上げた通り、酒乱、無頼、凶暴、何一つ取得のないやくざ者にはござりまするが、ただひとつ、鑿(のみ)を持たせては、不思議な腕を持っていて、天稟(てんぴん)と申しましょうか、格天井(ごうてんじょう)の組みとか、欄間細工(らんまざいく)などの仕事になると、平次郎でなければほかの大工にはできないというので、仲間の者も、つい、憎みながらそれには一目(いちもく)おいておりますので」「だまれ」国時は、叱咤して、「たとえ、建立の仕事の上で、どのように必要な職人であろうと、畏れ多くも、勅額を奉じ、衆生のたましいの庭ともなろうこの浄地に、しかも、まだ普請中から、血をもって汚(けが)すようなさような無頼の徒を、なぜ、使用しているか...
吉川英治 「親鸞」
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