...もう酒もりは、おしまいだ...
海野十三 「恐竜島」
...きじをともにつれむらがるをにをみな殺しこゝで皆々ホッと吐いきたちまち祝のお酒もり...
槇村浩 「お節供」
...やからうからうち寄りて花の下に酒もりするもまた栄ある心地す...
正岡子規 「わが幼時の美感」
...その式の盛大なこと酒もりの立派なこととても書くのも大へんです...
宮沢賢治 「蛙のゴム靴」
...それから家へ戻ってささやかな披露の酒もりをしている間も...
三好十郎 「樹氷」
...たしかに、あの娘にちがいありません」「そうか」日本左衛門がきっぱりとうなずくと、方丈の酒もりは、にわかに、無人のようにシンとなって、白い眼と眼がけわしく動きました...
吉川英治 「江戸三国志」
...御神楽の夜の酒もりに...
吉川英治 「私本太平記」
...なおまだ一刻(とき)の名残りの酒もりが...
吉川英治 「私本太平記」
...おそらく酒もりと呼べるような酒など酌(く)みあう余裕はなかったとみられよう...
吉川英治 「私本太平記」
...酒もりしていた部屋にはまだ彼女の父母と近親の者が...
吉川英治 「新書太閤記」
...なお酒もりしておるのじゃな...
吉川英治 「新書太閤記」
...尼寺で琴はまアよいとしても、男をひき入れて、酒もりなどは、どんなものか...
吉川英治 「新書太閤記」
...――あなた様は」次の間で酒もりしていた近習(きんじゅ)や能役者たちは...
吉川英治 「新書太閤記」
...酒もりの莚(むしろ)のほうへ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その晩の酒もりで...
吉川英治 「新・水滸伝」
...大祝いの酒もりだ...
吉川英治 「平の将門」
...祖先の恩、君公の恩は、忘れんとしても忘れようもないが、一頃(ひところ)、露命をつないだ馬の沓の恩は忘れそうじゃと、後々、誡(いまし)め合うて、細川家へお抱えとなった今月の今日を、毎年の寄合い日と決め、こうして藁(わら)の莚(むしろ)に、昔をしのび、三つの恩を胸に新たにしながら、貧しい酒もりを、大きく歓びおうている次第でござる」孫兵衛丞は、そういい足してから、武蔵へ杯を向けて、「いや、われらのことのみいうて許されい...
吉川英治 「宮本武蔵」
...濱の松の蔭では忽ちに賑やかな酒もりが開かれた...
若山牧水 「樹木とその葉」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??