...雪とか地震とかいうものを配合する場合に...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...「あるものを取って来て配合する」ということと...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...また高輪より品川に及ぶ半円形の海岸とは水と空とこれに配合する橋と船とによりて広重をして最も容易に最も簡単なる好画図(こうがと)を作(な)さしむ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...余は浮世絵師が実地の観察の及ばざる処を補ふにしばしば戯作者風の可笑味(おかしみ)多き空想を以てし半(なかば)支那半(なかば)西洋の背景に浮世絵在来の粉本に基(もとづ)ける美人を配合するなぞかへつて能く怪訝(かいが)好奇の感情を表白せる事を喜ぶ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...緑陰に白のベンチを配合するといつた反映である...
萩原朔太郎 「石段上りの街」
...まずこの薬に配合するに他の薬物をもってし...
福沢諭吉 「政事と教育と分離すべし」
...文明の器械は多く不風流なる者にて歌に入り難く候へども若しこれを詠まんとならば他に趣味ある者を配合するの外無之候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...もしこれを詠まんとならば他に趣味ある者を配合するの外無之候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...もしこれを詠まんとならば他に趣味あるものを配合するのほか無之候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...殊に奈良に柿を配合するというような事は思いもよらなかった事である...
正岡子規 「くだもの」
...これを美術的に配合するの必要あるなり...
正岡子規 「俳諧大要」
...即ち配合する事物の調和適応すると否とを言ふなり...
正岡子規 「俳諧大要」
...勿論何を配合するにも配合上の調和を欠き候ては宜しからず...
正岡子規 「病牀六尺」
...物思わし気(げ)に側へ進みたるお登和嬢が「モシ兄さん」○支那にては五味を配合する中にも春は酸味を主として夏は苦味を交え...
村井弦斎 「食道楽」
...こんな曲りかけた家などに配合すると藪からしの太い蔓も忍草(しのぶぐさ)よりもはかない風情(ふぜい)が見えないでもない...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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