...途中の商店に眼を配る暇がない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...と表てに気を配る...
林不忘 「安重根」
...札を四人に配る時...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...昔の日本人は前後左右に気を配る以外にはわずかにとんびに油揚(あぶらげ)をさらわれない用心だけしていればよかったが...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...廊下へ出て行く葉子の動静に気を配ることを怠らなかったのも...
徳田秋声 「仮装人物」
...誰もその涙に注意を配る者はないようだった...
豊島与志雄 「霧の中」
...エマニュエルの健康のほうにいっそう気を配るのが至当だと思うようになっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それを集めて困窮している人たちに配るので...
中谷宇吉郎 「捨てる文化」
...四方(あたり)に気を配る風情(ふぜい)で...
野村胡堂 「悪人の娘」
...時折猫のように廊下へ気を配る様子などは...
橋本五郎 「地図にない街」
...まるで誰か自分の後を追跡する者がありはせぬかと眼を配るやうにして...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...毘沙門樣の御札を配ることは...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...春の衣裳(いしょう)を配る時にも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あれば色を子供らしく無邪気に配る...
柳宗悦 「全羅紀行」
...法事にあんころ餅を配るとか言って...
柳田国男 「海上の道」
...「何のためにこんな宣伝ビラを配るか」という疑問が晴れるまではと...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...ジロリと鋭い眼をあたりに配ると...
吉川英治 「剣難女難」
...戦って下さい」餅を配る間に立って...
吉川英治 「日本名婦伝」
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