...樣子如何にと氣を配る許りである...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...しばしば洗濯の手を止めては枝折戸の外へ気を配る...
伊藤左千夫 「春の潮」
...彼地此所に眼を配る消火夫の水に濡れると忽ち白い煙を渦立たして噴き出した...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...配る家が一軒も過不足なく...
関根黙庵 「枯尾花」
...途中の商店に眼を配る暇がない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...昔の日本人は前後左右に気を配る以外にはわずかに鳶(とんび)に油揚(あぶらげ)を攫(さら)われない用心だけしていればよかったが...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...しかるにこの種々な要素の数はなかなか多くてこれに注意を配るのはあまり容易な事ではない...
寺田寅彦 「物理学実験の教授について」
...にわかに足元に気を配るようになり...
徳田秋声 「縮図」
...障子の外に立って中の動静(ようす)に気を配るようでしたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...行き交(か)う人に気を配る辛(つ)らさはあらず...
夏目漱石 「薤露行」
...彼女は頭の中で次のような内容のパンフレットを配ることを考えていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...彼は四辺(あたり)に注意を配ることを怠ることが出来なかつた...
平出修 「逆徒」
...近くの道で、郵便配るところ、移動して成城駅で、三益とめぐり逢ふところ、三益、映画に馴れないから、間がのびてしょうがない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「彼も軍のすべての場所に目を配ることができなかったから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...針の代えに心を配るのは銀三であった...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...女たちは洗濯や炊事や湯茶を配る役になったから...
山本周五郎 「さぶ」
...「何のためにこんな宣伝ビラを配るか」という疑問が晴れるまではと...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...ビラを配る男さえ見れば...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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